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博物館でアジアの旅 日韓国交正常化60周年
てくてくコリア―韓国文化のさんぽみち―- 東洋館
- 9月23日(火・祝)~11月16日(日)
毎年恒例の「博物館でアジアの旅」。今年は、日韓国交正常化60周年を迎えた特別な年を記念して「てくてくコリア―韓国文化のさんぽみち―」と題し、古代から朝鮮時代までの韓国文化を紹介する3つの特集を開催します。
書画、考古、美術、民俗など多彩な分野の作品を通じて、韓国の歴史と文化、そして日本との交流の軌跡をたどります。-
東洋館8室 日韓国交正常化60周年
特集 朝鮮時代の書画と交流朝鮮王朝時代、およそ16から19世紀にかけての、朝鮮半島の書画文化、そして日韓交流の歴史をご紹介します。
雀猫図軸(じゃくびょうずじく)
10月19日(日)まで展示伝卞相壁筆 朝鮮半島 朝鮮時代・18世紀
小倉コレクション保存会寄贈クチナシとねこじゃらしを背景に、4羽の雀とそれをみつめる猫が、精緻な筆づかいで描かれています
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東洋館9室 日韓国交正常化60周年
特集 日本にもたらされた朝鮮半島の文化朝鮮半島から日本に伝わったのち、日本人が大切に保存してきた仏像、経箱、茶碗などの文化財をご覧いただきます。
◎菊花螺鈿経箱(きくからでんきょうばこ)朝鮮半島
高麗時代・13世紀この経箱は、全体に細やかな菊花文が螺鈿で表されており、技法も意匠も優れたものです
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東洋館10室 日韓国交正常化60周年
特集 韓国タイムトラベル ―ここで・ひと・とき―三国時代から朝鮮時代にかけての朝鮮半島の歴史と文化を、考古、美術、民族作品を通して展観します。
白樺製冠帽(しらかばせいかんぼう)
11月3日(月・祝)まで展示韓国梁山夫婦塚出土
三国時代(新羅)・6世紀初頭白樺の樹皮でつくられた冠帽です。男女が葬られたお墓から発見されたもので女性が着用したものと考えられます
このほか、ボランティアによるガイドツアーなどの関連イベントの開催を予定しております。
詳しくは当館ウェブサイトをご確認ください。 -
—東洋館インクルーシブ・プロジェクト—
東洋館では、コレクションの保存と活用、展示、教育、サービスなどの広い視点から未来を見据え、サステナブルかつオール・インクルーシブなミュージアムを目指すべく、さまざまな実験的取り組みをはじめます。
そのプロジェクト第一弾として、「博物館でアジアの旅」の会期中、視覚障がい者も楽しめるハンズオン「漢字の『手』をさわってみよう」(4階8室)や「VOXX LITE」による音声ガイドの展開、点字マップの配布を予定しております。
また、東洋館では、視覚障がい者とその同伴の方にも安心して鑑賞と対話の時間を過ごしていただける“おしゃべりフリー”な空間を目指して、コミュニケーション促進のためのハンズオン「サイコロdeタイムトラベル」(5階10室)を設置するなど、作品を介した対話を促す実験的な企画を実施します。
皆様に、より身近で親しみやすく、安心してお運びいただける博物館であるように努めてまいります。