• 「総合文化展」の名称が「東博コレクション展」となります

     当館ではこれまで、所蔵品・寄託品の展示を「総合文化展」と称してきましたが、4月1日(火)より、名称が「東博コレクション展」となります。約12万件の所蔵品と多数の寄託品は、世界有数の日本・東洋美術コレクションです。博物館に対する社会的関心も高まるなか、私たちはより一層コレクションと向きあい、育んでいくことが大切であると考え、その想いをこの名称に込めました。

     今後、東博コレクションの魅力をさらに発信していくために、調査研究や保存修理のための体制強化、展示解説の質の向上、観覧環境の改善などに取り組んでまいります。これからの「東博コレクション展」にご期待ください。

  • 博物館でお花見を
    • 3月11日(火)~4月6日(日)

    上野に春がやってきました。本館では、桜をモチーフにした日本美術の名品を各展示室でご覧いただけます。
    また、庭園では約10種類の桜が次々と開花します。作品鑑賞とあわせて、ぜひ庭園の散策もお楽しみください。

    • 観桜図屛風(かんおうずびょうぶ)

      住吉具慶筆 江戸時代・17世紀 西脇健治氏寄贈

      本館7室

      展示期間:~4月6日(日)

      「伊勢物語」の一場面。別荘で桜を讃え和歌を詠む惟喬(これたか)親王と在原業平(ありわらのなりひら)一行を描いています

    • 東都三十六景・吉原仲之町(とうとさんじゅうろっけい・よしわらなかのちょう)

      歌川国貞(三代豊国)、二代歌川広重合作

      江戸時代・元治元年(1864)

      本館10室

      展示期間:3月11日(火)~4月13日(日)

      満開の桜のなかを歩む遊女が描かれています。吉原仲之町は春にだけ桜が植えられ、夜桜見物でにぎわいました

    • 色絵桜樹図透鉢(いろえおうじゅずすかしばち)

      仁阿弥道八作 江戸時代・19世紀

      本館8室

      展示期間:3月11日(火)~5月18日(日)

      鉢の内外に白泥と赤彩で満開の桜樹を表し、巧みに配された透しで、桜の空間をつくり出しています

    • 小袖 白綸子地枝垂桜中啓花車模様(こそで しろりんずじしだれざくらちゅうけいはなぐるまもよう)

      江戸時代・18世紀

      本館10室

      展示期間:~4月20日(日)

      腰から上に枝垂桜と中啓(ちゅうけい)の模様、腰から下に梅・若松・橘といった吉祥模様を刺繡した打掛です

      中啓:宮廷で用いる末広がりの扇

    • 七宝桜花散燭台(しっぽうおうかちらししょくだい)

      明治時代・19世紀 橋本貫志氏寄贈

      本館18室

      展示期間:~4月20日(日)

      西洋式の燭台で銅製のスタンドには七宝の技法で2色の桜の文様を華やかに散らしています

  • 桜イベント
    • 東博句会「花見で一句」

      「博物館でお花見を」の期間中、桜をテーマにした俳句を募集します。桜咲く庭園や、桜をモチーフにした作品をテーマに、一句詠んでみませんか?

    • お花見ヨガ in 法隆寺宝物館

      日時:3月27日(木)
        (1)14時00分~14時30分
        (2)15時00分~15時30分
        (受付開始は各回15分前を予定)

      場所:法隆寺宝物館エントランス

      (注)先着20名、当日受付、参加無料(ただし、当日の入館料が必要)

  • 2025年度 国宝室(本館2室)の展示スケジュール

     国宝室は、絵画・書跡の名品をゆったりとした空間でご鑑賞いただける展示室です。2025年度は、国宝 古今和歌集(元永本)上帖(こきんわかしゅう(げんえいぼん)じょうじょう 平安時代・12世紀 三井高大氏寄贈 展示期間:4月15日(火)~5月11日(日))や、国宝 納涼図屛風(のうりょうずびょうぶ 久隅守景(くすみもりかげ)筆 江戸時代・17世紀 展示期間:7月23日(水)~8月17日(日))など、当館所蔵または寄託の国宝から選りすぐった作品を展示します。

(注) ●は国宝、◎は重要文化財(重文)、○は重要美術品(重美)を表します。特に表記のないものは東京国立博物館蔵です。