いにしえから宝物を創ってきた人々の想いを、

いまを生きる力にする

  •  持続可能性への取り組みや加速する国際化への対応など、世界中の博物館・美術館は今転機の時を迎えています。当館は館内の機能を強化しながらさまざまな企業・団体と連携し、お客様の声をお伺いしながら、いにしえと未来をつなぐ『共に創る最先端ミュージアム』として成長していくことを目指しています。

  •  当館はこれまで文化財を守り、活かし、伝えることで、日本および東洋の文化財の魅力を国内外に広く発信してきました。ここで立ち止まることなく新たな姿を目指すため、「いにしえから宝物を創ってきた人々の想いを、いまを生きる力にする」というビジョン(当館の目標とする姿を明文化したもの)を策定しました。

     お客様の好奇心を刺激するコンテンツを制作する「創像力を刺激する博物館」、企業や団体と連携を強化し、お客様の声に耳を傾ける「共に創る博物館」、誰もが安心して楽しめる場としての「みんなが来たくなる博物館」、そして、諸外国との共同研究や世界への日本文化の発信を行う「日本と世界をつなげる博物館」。これらの4本の柱を目指すべき姿とし、経営戦略機能を強化しながら、さまざまな改革にチャレンジしていきます。

     このビジョンの発表の場として、2024年11月に当館初となる「TOHAKU GALA」を開催しました。成長し続ける博物館として、皆様と共に歩んでいけましたら幸甚です。

    (清原里菜)

  • 館長 藤原誠によるビジョンの発表風景

  • 「みんなが来たくなる博物館」の一環としての、子どもとその保護者向けスペース「あそびばとーはく!」
    (2024年11月8日(金)~12月8日(日))

  • 東京国立博物館 2038 ビジョンを体現するロゴ(左)と、ビジュアル(右)