東京国立博物館メールマガジン

2022年4月25日(月)No.879:創立150年記念事業が目白押し!

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1.創立150年記念事業

特集「東京国立博物館の近世仏画―伝統と変奏―」

本館 特別1室・特別2室 5月29日(日)まで

当麻曼荼羅図(たいままんだらず)(部分)
神田宗庭隆信筆 江戸時代・天保7年(1836) 喜多川儀久氏寄贈

本特集では、江戸時代に制作された仏画をご紹介します。江戸時代の仏画の多くは、鮮やかな彩色や表装を残しているため、鑑賞性が高いだけでなく、当初の姿がわかりにくい古い時代の仏画を考えるうえで大切な情報を今に伝えます。
仏画が本来持つ華やかさ、造形の魅力が凝縮され、その豊かな世界に、時を忘れて見入ってしまいます。

展覧会ポスターでたどる東博の歴史

本館・平成館連絡通路 2022年4月5日(火)~2023年3月26日(日)

創立150年を記念して、当館でこれまでに開催した特別展等のポスターの一部をご紹介します。 本企画は、3期にわたりテーマを変えて展示します。
現在展示中の第1期「日本と東洋の美術」では、当館で展示された日本と東洋の絵画・彫刻・書画・金工・考古・刀剣・仏像など、館蔵品と関わりの深い展覧会のポスターを選びました。1960年代から近年まで、すべて当時のポスターの現物を展示しています。
珍しいデザインのポスター、懐かしい特別展、お気に入りのポスターなどが見つかるかもしれません。年代順に並んでいるので、時代の流れや雰囲気のちがいなどもぜひお楽しみください。

第1期「日本と東洋の美術」は7月31日(日)まで!

2. 【展示替え情報】総合文化展 注目作品

4月26日(火)から

宮廷の美術―平安~室町 本館3室 4月26日(火)~6月5日(日)

重要文化財 為家本時代不同歌合絵(ためいえぼんじだいふどううたあわせえ)
鎌倉時代・14世紀

歌合とは、歌人を左右のグループに分けて和歌の優劣を競う遊芸です。本作品は過去と同時代の歌人を合わせた架空の歌合です。鎌倉時代中期の歌人、藤原為家(1198~1275)が歌を記したと伝えることから為家本と呼ばれます。
墨線のみで描かれた白描画で、歌人たちの顔は「似絵」と呼ばれるスケッチ風のタッチで描かれています。

5月10日(火)から

刀剣 本館13室 5月10日(火)~7月31日(日)

重要文化財 太刀(名物 福島兼光)(たち(めいぶつ ふくしまかねみつ))
長船兼光 南北朝時代・14世紀 渡邊誠一郎氏寄贈

兼光は、備前・長船派の棟梁として14世紀前半に活躍しました。本作品は福島正則が広島の本覚寺からに手に入れたため、「福島兼光」と呼ばれ、その後、加賀前田家に伝来しました。南北朝時代らしい大振りで豪壮な姿で、刃文は小互の目(こぐのめ)に小丁子(こちょうじ)を交えています。不動明王を表す倶利迦羅龍(くりからりゅう)の刀身彫刻も見どころのひとつです。

3. 特集

親と子のギャラリー 翼と羽

平成館企画展示室 4月26日(火)~5月29日(日)

自在鷹置物(じざいたかおきもの)
明珍清春作 江戸時代・18~19世紀

毎年恒例、東京都恩賜上野動物園と国立科学博物館との3館園連携企画「上野の山で動物めぐり」を開催します。15回目となる今回のテーマは「翼と羽」です。
第1部の「翼」では、大きな翼を広げた鳥をはじめ、翼をもつ神々や人に着目します。第2部の「羽」では、美しい羽が際立つ孔雀などをモチーフとした作品や、鳥の羽(羽根)を素材とした作品、昆虫の羽(翅)を取り上げます。
人間には備わっていない翼や羽の特徴やはたらきを、古くからどのように理解し表現したか、わかりやすくご紹介します。

4. 催し物のご紹介

国際博物館の日記念「上野の山で動物めぐり―動物の『翼』と『羽』―」

オンライン開催 5月15日(日)14時00分~15時00分

3館園の研究員が、ひとつのテーマを異なる視点から掘り下げる、毎年恒例の講演会。今年は、動物の「翼」と「羽」にフォーカスして解説します。

(注)ウェブ会議サービス「Zoom」を使ったリモートで実施
定員:200組(1組1端末)事前申込制、先着順。
申込締切:4月30日(土)

特集「親と子のギャラリー 翼と羽」をご覧いただくと、より理解が深まります。

5. トーハクからのお知らせ

サイト、リニューアルオープン!

東京国立博物館公式サイトと創立150年記念特設サイトをリニューアルオープンしました。
公式サイトは、メニューなど操作面の改修により、見た目にも新しくなりました。創立150年記念特設サイトは、創立150年ならではのさまざまな企画や展示などの最新情報をお届けしていきます。
新しくなった2つのサイトをぜひご活用ください。

特別展「空也上人と六波羅蜜寺」開館時間延長について

4月29日(金・祝)、30日(土)は18時まで、5月1日(日)~5月8日(日)は19時まで、開館時間を延長します。ただし、本館11室の本展関連展示を除く総合文化展、その他特別展は17時に閉館します。詳細は展覧会公式サイトをご覧ください。
(注)特別展「空也上人と六波羅蜜寺」は事前予約(日時指定券)を推奨します。

休館のお知らせ

〇5月2日(月)は開館します。
〇4月の休館日は25日です。5月の休館日は9、16、23、30日です。

会員制度・各種無料券の有効期限延長について

友の会、メンバーズプレミアムパス、国立博物館メンバーズパスについては、有効期限を延長します。延長期間、手続き方法等の詳細は「臨時休館に伴う会員制度の有効期限延長について」ページでご確認ください。

その他、最新情報はウェブサイトをご覧ください。

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