1. 【展示替え情報】総合文化展注目作品

10月5日（火）から

暮らしの調度ー安土桃山・江戸　本館8室　10月5日（火）～12月25日（土）

色絵柴垣図大皿（いろえしばがきずおおざら）
鍋島　江戸時代・17世紀

鍋島焼（なべしまやき）は佐賀県鍋島藩の藩窯で、当時の貴族や上流武家階級を対象として製作されました。この大皿はやや青味を帯びた白磁肌に、柴木を編んで作った垣根に赤や黄色に色づきかけた緑の蔦が絡まる様子を染付と上絵具で描いています。精選された材料と熟練した技術による日本の色絵磁器の中で最も精巧な鍋島焼の代表作です。

展示作品リスト

その他今週の展示替え情報

10月12日（火）から

法隆寺献納宝物木・漆工－楽器　法隆寺宝物館第4室
10月12日（火）～12月25日（土）

重要文化財　彩絵鼓胴（さいえこどう）
奈良時代・8世紀

全体に宝相華（ほうそうげ）という空想上の華麗な花を彩色で表しています。また環状の金具が付いており、ここに紐を通して首から下げたと思われます。奈良時代の大寺院では法会の際に演奏を行っていたため、法隆寺にも古い楽器が伝わっており、本作品は奈良時代の楽器を考察する上できわめて貴重な資料です。

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2.特集

浅草寺のみほとけ

本館14室 9月28日（火）～12月19日（日）

不動明王立像（ふどうみょうおうりゅうぞう）
平安時代・12世紀　東京・浅草寺蔵

浅草寺は現在聖観音宗ですが、中世では天台寺院として発展してきました。本特集では、これまで公開されることが少なかった浅草寺からご寄託いただいた仏像13件17体を一堂に展示しています。
また、本年は伝教大師最澄（でんぎょうだいしさいちょう、767～822）の1200年大遠忌にあたります。これを記念して平成館で開催する特別展「最澄と天台宗のすべて」（10月12日～11月21日）とあわせて、天台宗の古刹であった浅草寺に伝えられた寺宝の数々をご覧ください。

浅草寺のみほとけ

令和2年度新収品

平成館企画展示室 10月5日（火）～10月31日（日）

重要文化財　法然上人絵伝（ほうねんしょうにんえでん）（部分）
鎌倉時代・14世紀

本特集では、令和2年度に新たに当館の収蔵品に加わった文化財のうち、主なものを展示します。新収品を通じ、当館のもっとも重要な事業のひとつに位置づけられる｢文化財の収集｣について、その成果と意義をご紹介します。

令和2年度新収品

3. 特別展

伝教大師1200年大遠忌記念特別展「最澄と天台宗のすべて」

平成館特別展示室 10月12日（火）～11月21日（日）

伝教大師最澄は平等思想を説いた『法華経』に心惹かれ、この教えを礎とする天台宗を日本で広めました。本展では、比叡山延暦寺における日本天台宗の開宗から、東叡山寛永寺を創建して太平の世を支えた江戸時代に至るまでの天台宗の歴史をご紹介します。寺外初公開を含む秘仏や、『法華経』の精神を表す文化財など、日本各地で守り伝えられてきた天台ゆかりの名宝が集う貴重な機会です。
なお、当館で開催する特別展としては通例よりも会期が短く、６週間となります。ご来館の際は、開催期間にお気を付けください。

※本展は事前予約制（日時指定券）です。入館無料の方や会員の方を含め、すべてのお客様は日時指定券の予約が必要です。詳細は展覧会公式サイトをご確認ください。

展覧会公式サイト

展覧会公式Twitter

4. 催し物のご紹介

記念講演会「アラビア書道の神髄」

平成館大講堂 12月8日（水）

マレーシア・イスラーム美術館精選特別企画「イスラーム王朝とムスリムの世界」を記念して講演会を開催いたします。

＊新型コロナウイルスの感染予防・拡散防止および開場前の混雑緩和のため、定員を通常の半数以下とし、全席を座席指定とさせていただきます。
（応募者多数の場合は抽選を行い、当選されたお客様の座席を指定させていただきます。下記以外の個別のご希望と、決定後の座席変更にはお応えできませんので、あらかじめご了承ください）

*申込締切：10月25日（月）

記念講演会「アラビア書道の神髄」