8博物館情報課~写真資料整理~
博物館の活動は、展示や催し物、文化財の調査研究や保存、情報アーカイブなど、多岐にわたります。
当館の運営に関わる仕事を、さまざまな角度からご紹介します。

北條緋菜(ほうじょうひな 左)、肉倉汐莉(にくくらしおり 右)
博物館情報課 写真資料整理担当

法隆寺宝物館第3室がお気に入り(北條)
写真を撮ることも好きです(肉倉)

「画像管理システム」で文化財写真を一元管理

 当館では、文化財を撮影した画像を蓄積し、「画像管理システム」に登録しています。モノクロおよびカラーフィルムのスキャン画像約30万枚に加えて、2025年11月、デジタル撮影画像の登録枚数が20万枚を超えました。

注 画像管理システム:当館にて撮影した文化財の画像を管理する業務用のデータベース。職員が画像を利用する際に使用しています。作品画像を多数掲載する本誌作成においても必要不可欠です。

1. 文化財写真の撮影から登録まで
文化財の撮影は、作品の担当研究員の立ち合いのもと、専門のカメラマンによって行われます。写真資料整理室は、その画像データと、撮影した画像の被写体(作品)情報、画像情報(撮影日や撮影者等)を整理し、「画像管理システム」へ登録しています。その際、画像1点ずつに画像番号を付与することで、膨大な画像を識別し管理しています。

「画像管理システム」の画面

記念すべき20万枚目のデジタル撮影画像
画像番号はE0200000です
墨梅図軸 陳録筆 中国・明時代・正統11年(1446) 
市河三兼氏寄贈
(本作品の展示予定はありません)

2. 文化財写真の公開と活用

「画像管理システム」に登録された画像は、展覧会ポスターや図録、リーフレットなどの図版として使用されています。同システムは、一部を除き当館の資料館にて閲覧できるほか、「ColBase(コルベース 国立文化財機構所蔵品統合検索システム)」にも画像を公開しています。今後も掲載画像を拡充していく予定ですので、ぜひご活用ください。

画像の活用例。東京国立博物館ガイドマップなど、さまざまな広報物にも「画像管理システム」の画像が活用されています。