特集
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古裂鑑賞のいろは
―加賀藩前田家伝来 名物裂の世界―- 東洋館5室
- 4月21日(火)~7月12日(日)
茶の湯の世界では、有名な茶人や寺院などに由縁を持つ舶来の染織品を「名物裂」として尊びました。加賀藩前田家は、3代当主前田利常(まえだとしつね 1593~1658)の時代より、さまざまな裂を収集したことでしられます。そのコレクションの一部は、昭和に入り当館にも収蔵されました。本特集では、前田育徳会創立百周年記念 特別展「百万石! 加賀前田家」にあわせ、作品の拡大写真などを交えながら、一見難しく思える古裂(こぎれ)の味わい方、楽しみ方をご紹介します。
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金糸で織り出された美しい花葉文
丹地花葉文様金襴 大鶏頭金襴(たんじかようもんようきんらん おおけいとうきんらん)中国 元時代・14世紀 前田家伝来
大きな花葉文が鶏頭の花に似ることから「大鶏頭金襴」と称されました -
色彩豊かに表された飛魚の姿
飛魚袍反物 紅雲文様緞子地縫取織(ひぎょほうたんもの べにくももんようどんすじぬいとりおり)中国 明時代・16世紀 前田家伝来
四爪龍(しそうりゅう)に似た、飛魚という空想上の動物を織り出した、長さ15mにもおよぶ反物です
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親と子のギャラリー
博物館でバクめぐり- 本館1階
- 5月12日(火)~6月21日(日)
東京都恩賜上野動物園と国立科学博物館との連携企画「上野の山で動物めぐり」。19回目の開催となる今回のテーマは「バク」。東アジアで古来しられる「獏(ばく)」は、悪い夢を食べると信じられた想像上の動物です。一方、バク科の哺乳類である動物のバクは、近代以降その名前を借りたもので、本来は無関係ですが、今日では夢を食べるイメージが広く定着しています。本特集では、絵画や調度品を通して、伝説上の瑞獣(ずいじゅう)である獏の造形をご覧いただきます。
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獏があしらわれた縁起の良い枕
南天獏蒔絵枕(なんてんばくまきえまくら)江戸時代・18世紀
悪夢を食べると信じられたため、獏が枕のデザインに使われました
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獏の姿を想像力豊かに描く
鳥獣戯画 乙巻(模本)(ちょうじゅうぎが おつかん(もほん))山崎董詮(やまざきくんぜん)模 明治時代・19世紀
原本:平安時代・12世紀
獏は、鼻は象、体は熊に似ると考えられた瑞獣としてしられます
(注) ●は国宝、◎は重要文化財(重文)、○は重要美術品(重美)を表します。特に表記のないものは東京国立博物館蔵です。