2021年11月1日(月)No.868:特集「中国書画精華―仏教文化の粋―」開催中!

新型コロナウイルス感染症予防のため、入場制限等の取り組みを継続しております。
※ご来館の際は、オンラインによる事前予約を推奨しております。

1. 【展示替え情報】総合文化展 注目作品

11月2日(火)から

近代の美術 本館18室 11月2日(火)~2022年1月23日(日)

瑠璃地金彩唐草文仙盞瓶(るりじきんさいからくさもんせんさんぴん)
四代高橋道八作 明治6年(1873) 高橋道八氏寄贈

扁平な洋梨型の胴と細長い頸、被せ蓋をもち、細長い注口と取っ手がついた仙盞瓶と呼ばれる水注です。本作品は明治6年に開催されたウィーン万国博覧会に出品され、その後当館に寄贈されました。
高橋道八家は江戸時代から続く陶家で、四代の祖父は仁阿弥道八(にんなみどうはち)にあたります。

11月9日(火)から

刀剣 本館13室 11月9日(火)~2022年2月6日(日)

国宝 太刀 三条宗近(名物 三日月宗近)(たち さんじょうむねちか(めいぶつ みかづきむねちか))
平安時代・10~12世紀 渡邊誠一郎氏寄贈

天下五剣のひとつとして知られる名刀です。全体に強く反った細身の形が、無駄のないシャープな印象を与えます。黒い部分と白い刃の間で輝く線のような模様を刃文といい、この太刀の刃文は細かく複雑です。黒い部分にいくつかの三日月のようにカーブした白い線が輝いており、その三日月形の刃文が名の由来となっています。
作者の宗近は、平安時代の後半に京都の三条というところに住んでいたとされる刀工で、現存する作品はごくわずかです。16世紀に天下統一を果たした豊臣秀吉の妻、高台院の遺品として江戸幕府第2代将軍の徳川秀忠へ伝わり、長く徳川将軍家に伝来しました。

2. 特集

中国書画精華―仏教文化の粋―

東洋館8室 10月19日(火)~12月5日(日)

国宝 印可状(流れ圜悟)(いんかじょう(ながれえんご))
圜悟克勤筆 中国 北宋時代・宣和6年(1124) 松平直亮氏寄贈

毎年秋の恒例、中国の書跡・絵画の名品展「中国書画精華」。今年は仏教文化の中で生み出された書画に注目します。当館所蔵・寄託の中国書画の中から、南北朝時代の古写経や造像記、宋・元時代の羅漢図や禅宗絵画、墨跡などの優品を展示します。これらの作品の中には、現在の中国では稀少になった禅僧・書画家の作品も伝わっています。
仏教文化の中で紡ぎ出された、気高く優れた中国書画の世界をご堪能いただければ幸いです。

3. 新作動画のご紹介

「東洋彫刻の動物とヨガ」動画を公開しました

【オンラインギャラリートーク】9月「東洋彫刻の動物とヨガ」

研究員 増田政史(日本彫刻)とヨガインストラクター 渡辺美保氏

9月のオンラインギャラリートークは、増田研究員、渡辺先生による「東洋彫刻の動物とヨガ」です。東洋の神話や宗教にはさまざまな動物が登場します。東洋館に展示している東洋彫刻に表された動物を解説し、それに関連したヨガのポーズを紹介します。

4. トーハクからのお知らせ

休館のお知らせ

〇11月の休館日は1、8、15、22、29日です。
※11月22日(月)は「春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46」のみ開館

会員制度・各種無料券の有効期限延長について

友の会、メンバーズプレミアムパス、国立博物館メンバーズパスについては、有効期限を延長します。延長期間、手続き方法等の詳細は「臨時休館に伴う会員制度の有効期限延長について」ページでご確認ください。

その他、最新情報はウェブサイトをご覧ください。

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