2021年9月21日(火)No.865:特集「江戸時代にもたらされた中国書画」開催中!

新型コロナウイルス感染症予防のため、入場制限等の取り組みを継続しております。
※ご来館の際は、オンラインによる事前予約をお願いいたします。

1. 【展示替え情報】総合文化展 注目作品

9月22日(水)から

朝鮮時代の美術 東洋館10室 9月22日(水)~12月5日(日)

箪笥(二層籠)(たんす(にそうろう))
朝鮮 朝鮮時代・19世紀

同型の箪笥を重ねた二層箪笥で、全体を黒漆で塗り、螺鈿の装飾を施しています。前面の扉には松竹のもとで鳳凰が雛を連れて向き合う図様が描かれ、その周囲には梅・蓮・霊芝(れいし、長生きの妙薬となるきのこ)や鶴・亀・鹿といった長寿を表す長生文(ちょうせいもん)のモチーフが配されています。

9月28日(火)から

武士の装いー平安~江戸 本館5・6室 9月28日(火)~12月19日(日)

重要文化財 樫鳥糸肩赤威胴丸(かしどりいとかたあかおどしのどうまる)
室町時代・15世紀 陸奥三春藩主秋田家伝来 秋田一季氏寄贈

胴体をぐるりと囲い、右脇で端を引き合わせた形式の鎧を胴丸といいます。下半身を守る草摺(くさずり)という裾は8枚に分かれ、足を動かしやすい作りとなっています。本作品はさらに兜や両袖も備えており、胴丸の代表的な名品として知られています。
胴や袖の金物(かなもの)には華麗な彫刻が施され、細部にいたるまで技巧を尽くして精緻に仕立てられています。
威(おどし)は紺糸に紅糸を組交ぜた糸で、この糸の名称は樫鳥糸のほか松皮糸などの説があります。

2.特集

江戸時代にもたらされた中国書画

東洋館8室   9月7日(火)~10月17日(日)

草書千字文巻(部分)
朱舜水筆 江戸時代・寛文3年(1663) 池田大四郎氏寄贈

本特集では、江戸時代にもたらされた中国の書跡と絵画を、第1章 黄檗僧(おうばくそう)と禅宗の書画、第2章 沈銓(しんせん)の花鳥図とその波及、第3章 来日した明国・清国人の書画、第4章 市河米庵(いちかわべいあん)にみる江戸文人の中国書跡受容の4章にわけて紹介します。
本特集を通じて、江戸時代における波濤(はとう)を越えた文化交流に思いを馳せ、その貴重な遺品をお楽しみいただければ幸いです。

3. 催し物のご紹介

月例講演会「博物館の国際交流活動」

平成館 大講堂   11月6日(土)13:30~15:00(開場は30分前予定)

11月6日(土)平成館大講堂にて、月例講演会「博物館の国際交流活動」を開催します。
当館が行っている海外との交流の歴史および近年の取り組みについて紹介します。
※申込締切:9月27日(月)

4. トーハクからのお知らせ

休館のお知らせ

〇9月の休館日は21、27日です。10月の休館日は4、11、18、25日です。

SNS多言語アカウントを開設しました

9月7日(火)から、東京国立博物館の国際交流室による英語・中国語・韓国語のSNSアカウントを開始しました。海外にいる皆様や日本在住の各国文化圏の皆様に向け、独自の内容も含めた多言語による発信をおこなっていきます。

特別展「聖徳太子と法隆寺」、特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」払い戻しのご案内

新型コロナウイルス感染者の急激な拡大により、特別展「聖徳太子と法隆寺」特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」のご来館を自粛されたお客様へ、チケットの払い戻し(キャンセル)を行っております。詳細は、各特別展の公式サイトでご確認ください。

会員制度・各種無料券の有効期限延長について

友の会、メンバーズプレミアムパス、国立博物館メンバーズパスについては、有効期限を延長します。延長期間、手続き方法等の詳細は「臨時休館に伴う会員制度の有効期限延長について」ページでご確認ください。

その他、最新情報はウェブサイトをご覧ください。

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