2020年7月20日(月)No.836:7月21日(火)から総合文化展の公開エリアが拡大します!

7月21日(火)から、本館5~10室と黒田記念館の黒田記念室を開室いたします。
新型コロナウイルス感染予防のため、入場制限等の取り組みを継続しておりますが、総合文化展の公開エリア拡大に伴い、より多くのお客様にご観覧いただけるようになりました。
ぜひこの機会に、総合文化展の奥深さをじっくりとご堪能ください。風神雷神図屛風もどうぞお見逃しなく!
※ご来館の際は、オンラインによる事前予約をお願いいたします。

1. 【展示替え情報】総合文化展 注目作品

7月21日(火)から

屛風と襖絵―安土桃山~江戸 本館7室 7月21日(火)~8月10日(月・祝)

重要文化財 風神雷神図屛風(ふうじんらいじんずびょうぶ) 尾形光琳筆 江戸時代・18世紀

風や雷といった、人間には抗えない自然の大きな力を、神の姿を借りてユーモラスに描いています。 風神も雷神も、衣が風にはためいて、左から右への強い風の動きを感じさせます。緑色の風神は右の方から画面に飛び込んできたかのような勢いがあり、対する白で描かれた雷神は足を踏ん張って風神の動きを受け止めているかのようです。墨をにじませた雨雲のような部分が、空間の奥行きを感じさせ、風神と雷神の色合いをくっきりと際立たせています。

2. 特別展

特別展「きもの KIMONO」

平成館 特別展示室 8月23日(日)まで

主に女性用のきものを通じて、その過去・現在・未来を見つめる本展。しかし「男の美学」と題した第3章では、男性のお洒落にもスポットを当てています。なかでも注目は、3人の戦国武将が着用したと伝えられる衣装です。トーハクから門外不出の織田信長・豊臣秀吉の陣羽織、そして重要文化財に指定される徳川家康の胴服が並ぶ様子は、まさに圧巻。信長のうつけ、秀吉の若づくり、家康の伊達(だて)といったそれぞれの個性が垣間見え、日本史の教科書でおなじみの存在がよりリアルに感じられます。きもの好きのみならず、歴史ファンの皆様もぜひお見逃しなく!

 
本展では事前予約制(日時指定券)を導入しています。入場にあたって、すべてのお客様はオンラインでの日時指定券の予約が必要です。
※特別展観覧料で総合文化展もご観覧いただけます。
 
 詳細は、展覧会公式サイトをご覧ください。

3. オンラインギャラリーツアー最新作!

川岸研究員が語る、特集「日本の仮面 舞楽面・行道面」

研究員 川岸瀬里

トーハクの総合文化展を動画でご紹介する「オンラインギャラリーツアー」。第7弾は、川岸研究員が、特集「日本の仮面 舞楽面・行道面」(展示は終了しました)の見どころをご紹介します。
舞楽面は中国、朝鮮、ベトナム等から伝来した音楽や舞をもとに、宮廷でまとめられた舞楽で使われました。どのようなシーンで使われていたのかを知ると、表情の意味がより深く理解できます。仮面に施された意外な仕掛けとともに、多彩な造形をお楽しみください。

4. トーハクからのお知らせ

〈冬木小袖〉修理プロジェクトについて

東京国立博物館と文化財活用センターは〈冬木小袖〉を修理するために、皆さまのご寄附を集めるプロジェクトを立ち上げました。

最新情報はウェブサイトをご覧ください。

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