2020年2月10日(月) No.829:特集「生誕550年記念 文徴明とその時代」開催中!

1. 【展示替え情報】総合文化展 注目作品

2月11日(火・祝)から

武士の装いー平安~江戸 本館5・6室 2月11日(火・祝)~4月26日(日)

重要文化財 黒韋肩妻取威胴丸(くろかわかたつまどりおどしのどうまる) 室町時代・15世紀

室町時代に好まれ、徒歩戦に適するよう動きやすく作られた甲(よろい)です。胴を右脇で引き合わせ、腰や腿を守る「草摺(くさずり)」とよばれるパーツの枚数を細かく分けた甲を胴丸とよびます。胴や腰、肩を覆う部分は「小札(こざね)」とよばれる革や鉄でできた短冊形の小さな板をつづり合わせて作られています。革や糸で小札をつづり合わせることを「威(おどし)」といいますが、この胴丸は、革を藍で染めた黒韋(くろかわ)、白糸、紅糸と、さまざまな色を使った威がみどころです。

2月18日(火)から

浮世絵と衣装―江戸(浮世絵) 本館10室 2月18日(火)~3月15日(日)

風流五節句・雛祭(ふうりゅうごせっく ひなまつり) 鳥文斎栄之筆 江戸時代・18世紀

栄之は五百石取りの旗本でしたが、絵を狩野典信(かのうみちのぶ)に学び、文龍斎(ぶんりゅうさい)門下の浮世絵師として活躍しました。清長風で背のすらりと高い、気品溢れる美人を得意とした絵師です。本作でも、節句の用意のため雛人形を持つ女性の姿を上品に描いています。

2. 特別展・特別企画 ほか

生誕550年記念 文徴明とその時代

3月1日(日)まで 東洋館 8室

明時代の中期を代表する文人、文徴明(ぶんちょうめい)。古典に根差した気品ある彼の書画は一世を風靡(ふうび)し、後世にも多大な影響を及ぼしました。2020年は、文徴明の生誕550年にあたる節目の年です。これを記念し、台東区立書道博物館との連携企画第17弾にあたる本特集では、90年の生涯を詩書画に懸けた文徴明とその時代の芸術をご紹介しています。
先週からは後期展示がスタート! 文徴明と多くの追随者たちが織りなす書画の世界を、この機会にぜひご堪能ください。

3. 催し物 ピックアップ情報

その他にも、当日受付の催し物など、色々なイベントを開催しております。詳しくは下記のリンクよりご覧ください。

4. トーハクからのお知らせ

休館・開館・閉室のお知らせ

〇表慶館は特別展・イベント開催時を除き、休館しています。

〇2月の休館日は、10、17、25日です。

〇2020年3月9日(月)まで、本館1階 13室(金工、刀剣、陶磁)は展示環境改善のため閉室しています。

東京国立博物館等の観覧料金の改定について

2020年4月1日に総合文化展料金を改定いたします。

〈冬木小袖〉修理プロジェクトについて

東京国立博物館と文化財活用センターは〈冬木小袖〉を修理するために、皆さまのご寄附を集めるプロジェクトを立ち上げました。

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