創立150年記念事業

展示

戦後初のコレクション 国宝「松林図屛風」

2023年1月2日(月・休) ~ 2023年1月15日(日)

本館7室

展示概要

戦後、新憲法が施行された昭和22年(1947)5月3日に、東京帝室博物館は皇室から国に移管され、名称が国立博物館となりました。 国民の博物館となったこの年に、戦後初めて購入された作品のひとつがこの「松林図屛風」です。近年では毎年お正月に展示されて、多くの方々に親しまれています。
さまざまな水墨技法によってあらわされたこの松林には、霧の晴れ間から柔らかな光が差し込んで、遠く雪山がのぞき、冷たく湿った空気が漂って、風の流れや森の清清しい香りまで実感できるでしょう。

国民の「国宝」として広く知られるこの作品を展示して、新しい1年のはじまりと共に東京国立博物館創立150年を寿ぎます。

国宝 松林図屛風
長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀