創立150年記念事業

展示

未来の国宝―東京国立博物館 書画の逸品―

2022年4月12日(火) ~ 2023年4月9日(日)

本館2室

東京国立博物館は、令和4年(2022)に創立150年を迎えました。この150年の歴史のなかで収集された文化財のなかには、国指定の国宝や重要文化財となっていなくとも素晴らしい作品が数多く収蔵されています。

「150年後、もしくはその先の未来、この国宝室にはどのような作品が展示されているのだろう」。こういった問いかけから、今年度は「未来の国宝―東京国立博物館 書画の逸品―」というテーマで展示を行なうことにしました。私たち研究員が選び抜いたイチ押しの作品を「未来の国宝」と銘打って、年間を通じてご紹介していくという試みです。

数万件に及ぶ絵画、書跡、歴史資料のなかから選び抜いた、東京国立博物館コレクションの「逸品」をどうぞご堪能下さい。

未来の国宝―東京国立博物館 書画の逸品― 展示予定作品
4月12日(火)~5月8日(日) 見返みかえ美人図びじん
菱川師宣筆 江戸時代・17世紀
5月10日(火)~6月5日(日) ほのお 
上村松園筆 大正7年(1918)
6月7日(火)~7月3日(日) 春日宮曼荼羅かすがみやまんだら 
鎌倉時代・13世紀

(部分)

7月5日(火)~7月31日(日) 蝦蟇鉄拐図がまてっかいず 
雪村周継筆 室町時代・16世紀

(蝦蟇図・部分)

8月2日(火)~8月28日(日) 源氏物語図屛風げんじものがたりずびょうぶ初音・若菜上はつね・わかなじょう) 
土佐光起筆 江戸時代・17世紀

(部分)

8月30日(火)~9月25日(日) 山水図屛風さんすいずびょうぶ 
呉春筆 江戸時代・18世紀

(部分)

9月27日(火)~10月23日(日) 金胎仏画帖こんたいぶつがじょう 
平安時代・12世紀

※展示する頁が変更する場合があります。

10月25日(火)~11月20日(日) 市川鰕蔵 いちかわえびぞうしばらく碓井荒太郎貞光 うすいあらたろうさだみつ
歌川国政筆 江戸時代・寛政8年(1796)
11月22日(火)~12月25日(日) 形見の直垂(虫干)かたみのひたたれむしぼし
川村清雄筆 明治32~44年(1899~1911)
2023年1月2日(月・休)~1月29日(日) 玄圃瑤華げんぽようか
伊藤若冲自画自刻  江戸時代・明和5年(1768)

28件のうち、紫陽花・冬葵あじさい ふゆあおい石竹・梅花藻せきちく ばいかも未草・鶏頭ひつじぐさ けいとう瓢箪・夾竹桃ひょうたん きょうちくとう 薊・粟あざみ あわ 蕪・鳳仙花かぶ ほうせんか を展示

玄圃瑤華のうち未草・鶏頭

2023年1月31日(火)~2月26日(日) 江戸城本丸大奥御対面所障壁画下絵えどじょうほんまるおおおくごたいめんしょしょうへきがしたえ   
狩野<晴川院>筆 江戸時代・19世紀

(部分)

2023年2月28日(火)~4月9日(日) 平家納経 (模本)へいけのうきょう(もほん)   
田中親美模 原本:国宝・嚴島神社蔵 大正~昭和時代・20世紀、原本:平安時代・長寛2年(1164)

33件のうち、信解品しんげほん 第四、授記品じゅきほん  第六、化城喩品けじょうゆほん  第七、人記品にんきほん  第九、宝塔品ほうとうぼん  第十一、提婆品だいばぼん  第十二、厳王品ごんのうぼん  第二十七、平家納経経箱(模造) を展示

※展示する部分が変更する場合があります。

(厳王品 第二十七・部分)

※展示内容は諸事情により変更する場合があります。