東京国立博物館メールマガジン

 

2023年5月15日(月)No.905:特集「初期伊万里の粋—染付から初期色絵まで」がはじまります!

1. 【展示替え情報】総合文化展 注目作品

   

5月16日(火)から

中国文明のはじまり
東洋館4室 5月16日(火)~11月12日(日)


灰釉鐘(かいゆうしょう)
中国 戦国時代・前5~前3世紀

戦国時代の長江(揚子江<ようすこう>)流域では、墓におさめる青銅製の楽器を、本作品のようなやきもので代用することがありました。本来は黄緑がかった釉薬が全体をくまなく覆い、金属器さながらの光沢を帯びていたようです。

   

5月23日(火)から

朝鮮の王たちの興亡
東洋館10室 5月23日(火)~11月19日(日)

有銘環頭大刀(ゆうめいかんとうたち)(部分)
朝鮮 三国時代・5世紀

朝鮮半島の環頭大刀は5世紀の中頃から、金銀で装飾した豪華なものになっていきます。本作品の柄頭には、金銅製の龍がみられます。
背には、銀線で「この大刀を所持する者に何も畏れることはなく、高い地位と富が保証される」という銘文が刻まれています。

2. 特集

   

初期伊万里の粋—染付から初期色絵まで

本館14室 5月16日(火)~ 8月20日(日)


染付山水図大鉢(そめつけさんすいもんおおばち)
伊万里 江戸時代・17世紀

本特集では、伊万里焼のなかでも「初期伊万里」をご紹介します。ここでいう「初期伊万里」とは、草創期からの染付を中心に、1660年代に有田の窯場が輸出陶磁生産に移行していく前までの、初期の色絵磁器を含んだ一群をさします。
近年のご寄贈品や、これまで展示機会の少なかった作品もあわせて展示します。

3. 催し物のご紹介

   

国際博物館の日記念ガイダンス「トーハクへようこそ」

平成館 大講堂
5月18日(木) 11時00分~11時30分、14時00分~14時30分
(注)各回、内容は同じです。

おすすめの展示、親と子のギャラリー「尾・しっぽ」で、「緑釉犬」をみる講師の山本

5月18日(木)は「国際博物館の日」。初めて来館される方に向けて、トーハクの見どころを30分でご紹介します。
予約不要で、どなたでもご参加いただけます。

   

月例講演会「『デジタル法隆寺宝物館』への招待」

平成館 大講堂
6月17日(土) 13時30分~15時00分

文化財活用センターが法隆寺宝物館にオープンした新しい展示室を、5年にわたる体験型展示の歩みとともにご紹介します。

申込締切:5月17日(水)23時59分
定員:350名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)

4. お知らせ

   

休館・閉室情報

〇5月の休館日は、15日、22日、29日です。
〇法隆寺宝物館第4室は、展示環境整備のため5月23日(火)~5月28日(日)まで臨時閉室します。
   

総合文化展無料開館日

〇国際博物館の日(5月18日(水))は、総合文化展のみ無料です。

〇その他、最新情報はウェブサイトをご覧ください。

東京国立博物館ニュース2023年3月、4月、5月号のバナー

東京国立博物館ニュース
2023年3-4-5月号

表紙の名品

「色絵枝垂桜図皿」

  • 博物館でお花見を
  • 2023年の総合文化展 国宝室の予定
  • 特別展 東福寺
  • 特別展 古代メキシコ
    ―マヤ、アステカ、テオティワカン
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