たてものめぐりコース(60分)



帝冠様式の代表格・本館や明治末期の洋風建築・表慶館など重要文化財に指定されている歴史的建造物から世界的建築家による現代建築まで、建築の見どころをめぐるコースです。

1. 本館(重要文化財)

昭和13年(1938) 開館
平成13年(2001) 重要文化財指定

大正12年(1923)に関東大震災により損壊したJ.コンドル設計の旧本館に代わり、昭和天皇の即位を記念し「日本趣味を基調とした東洋式」という条件で設計案を公募して建てられたのが現在の本館です。
コンクリート建築に瓦屋根をのせ、東洋風を強く打ち出した「帝冠様式(ていかんようしき)」というスタイルは、銀座和光や原美術館などで知られる渡辺仁の設計によるものです。
吹き抜けのエントランスでは、大理石でできた階段が圧巻! CMやドラマのワンシーンで見覚えがあるかもしれません。また、壁時計やステンドグラスなど、内部の装飾にも注目してみてください。

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2. 東洋館

昭和43年(1968) 開館
平成25年(2013) リニューアルオープン

昭和43年(1968)に開館。設計は谷口吉郎。緩やかな勾配の切妻屋根、正面の柱列、周囲にめぐらせたひさしをかねる大きな広縁(ひろえん)など、和風の外観が印象的な建築です。
内部は吹き抜けになっており、地下1階から5階まで、らせん状に上って順次展示室をめぐるユニークな空間構成となっています。
平成25年(2013)1月に2年半の耐震補強工事を終え、展示デザインも一新しリニューアルオープンしました。

 

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3. 表慶館(重要文化財)

明治42年(1909) 開館
昭和53年(1978) 重要文化財指定

明治33年(1900)、皇太子(のちの大正天皇)のご成婚を記念し計画され、明治42年(1909) に開館した、明治末期の洋風建築を代表する建物です。
設計は、東京・四谷の迎賓館なども手がけた宮廷建築家の片山東熊によるものです。 入口では、二頭のライオンがお出迎え。向かって右は口を開け、左は閉じ、阿吽(あうん)を表現しています。

 

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4. 黒門(重要文化財)

江戸末期 建築
昭和29年(1954) 移築
昭和26年(1951) 重要文化財指定

旧丸の内大名小路(現在の千代田区丸の内3丁目)にあった鳥取藩池田家江戸上屋敷の正門です。 明治時代、当時の東宮御所正門として移築された後、高松宮邸に引き継がれ、さらに昭和29年(1954)当館に移築されました。創建の時期は明らかでありませんが、形式・手法から見て江戸末期と考えられます。屋根は入母屋造で、左右に向唐破風(むかいからはふ)屋根の番所を備え、大名屋敷表門では東京大学の赤門と並び称されるものです。土・日・祝休日の10:00~16:00の間は黒門を開放していますので、間近で大名気分を味わうことができます。

(注)天候により中止されることもあります。

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5. 法隆寺宝物館

平成11年(1999) 開館
平成11年度 建築学会賞受賞

法隆寺宝物館は、当館所管の法隆寺献納宝物すべてをまとめて保存・展示する建物として昭和39年(1964)に開館しました。この旧宝物館は、作品の保存上、公開は週1回に限られていました。そこで、保存機能をさらに高めながらも作品を広く一般に公開することを目的に建替えられたのが、現在の宝物館です。緑に囲まれ、人工池を配した明るい外観、静寂な展示室は、ニューヨーク近代美術館を手がけたことで知られる谷口吉生の設計によるものです。

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6. 旧十輪院宝蔵(校倉)(重要文化財)

明治15年(1882) 移築
昭和28年(1953)  重要文化財指定

奈良・元興寺の別院、十輪院にあった宝蔵です。
鎌倉時代に造られた一間四方の小さな校倉で、内部壁面には大般若経にゆかりの釈迦十六善神などが描かれており、大般若経が納められていたことがわかります。
現在、内部を見ることはできませんが、床下の四面に十六善神を線彫りした石がはめられているのをご覧いただけます。

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