「春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46」開幕したほ!
ほほーい! ぼくトーハクくん9月4日(土)から表慶館で「春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46」が開幕したほ!
早速見に行こうよ、トーハクくん。事前予約はしておいたわ。
ありがとうだほ、ユリノキちゃん。表慶館エントランスホールにきたほ。ユリノキちゃん、ところでどんな展覧会だほ?
表慶館エントランスホール
春夏秋冬の花が表された7点の日本美術を乃木坂46のメンバーと重ね合わせて紹介する展覧会なのよ。
ほ?具体的にどうやってほ?
メンバー一人ひとりを日本美術の花に見立て、それに基づいて行ったパフォーマンスの映像を流すのよ。映像の近くには関連する日本美術の複製品があって、複製と映像のある展示空間そのものを作品とみなしているわ。
会場では複製の作品のみ展示しているほ?
そうよ。だけど、これまでトーハクでは見たことのないような展示が体験できて、今まで文化財に興味がなかったような人にも、文化財の魅力を感じていただけると思うわ。
ぼくはもともと文化財が大好きだほ!だけど、この展示もなんだかわくわくしてきたほ。さっそく展示室にいくほ。屛風と大きなモニターがあるほ。
複製作品:国宝 花下遊楽図屛風 狩野長信筆 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵
パフォーマー:齋藤飛鳥
「花下遊楽図屛風」に描かれた桜を連想させるようなパフォーマンスが映し出されているのよ。このモニターの前にはスリットカーテンがあって、まず、そのカーテン越しにパフォーマンスを見るわ。
「花下遊楽図屛風」にかいてある幕の間から宴会を覗く人の気分で見れるみたいだほ。
トーハクくん、ほら「夏秋草図屛風」の複製があるわよ。
複製作品:重要文化財 夏秋草図屛風 酒井抱一筆 江戸時代・19世紀 東京国立博物館蔵
パフォーマー:(左)山下美月、(右)久保史緒里
僕も見たことあるほ。右側はにわか雨にうたれる夏草、左は強い風に吹かれている秋草がかかれていると聞いたことがあるほ。
季節の移り変わりと自然の何気ない一瞬が感じられるわね。パフォーマンスからもそれが感じられるわよ。
2階にも行くほ。同じ動きが繰り返されている映像が流れているほ。
複製作品:重要文化財 秋草図屛風 俵屋宗雪筆 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵
パフォーマー:生田絵梨花
屛風に描かれている秋草がぐるぐるつながっているようにも見えるのを、表しているのかもしれないね。
あっ、こっちには、小さいモニターがたくさんあるほ、なんだほ?
複製作品:重要文化財 四季花鳥図屛風 伝雪舟等楊筆 室町時代・15世紀 東京国立博物館蔵
パフォーマー:星野みなみ、与田祐希
ゴーグルとかをかけなくても裸眼で3Dの映像を見ることができるのよ。様々な場面で変わっていく季節が順に表現されているわ。
3D映像のミニジオラマ
屛風にかいてある四季が体験できるみたいだほ。
そうね。ちなみに9月28日(火)から11月7日(日)まで、本館3室では複製のもとになった作品が展示されるわ。ほかには「夏秋草図屛風」が10月5日(火)から10月17日(日)まで、「秋草図屛風」が10月5日(火)から11月14日(日)まで本館8室で展示されるわ。表慶館のあと、本館に行って実際の作品も楽しんでもらいたいわ。
ユリノキちゃん、ほかにも花が描いてある作品がみたいほ。
会期中に本館で展示している花をテーマにした日本美術15件を公式サイトのこのページでも紹介しているわ。表慶館の中にもその紹介パネルがあって、QRコードから作品情報を見られるようにしているのよ。
パネルイメージ
四季を「いま」見られるなんて、すてきだほ!紹介はもう終わりにするけど、このほかにも展示はまだまだあるほ。僕たちが見た日はあいにくの雨だったけど、ほかの展覧会よりも雨を意識しながら見れた気がして、なんだか新鮮だったほ。
表慶館には自然光が差し込む場所もあるからかもしれないね。晴れの日に行ったらまた違う雰囲気かもしれないから、それも楽しみだわ。
ユリノキちゃん、11月28日(日)まで開催しているからまた行くほ!
※入館は事前予約制です。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。
カテゴリ:催し物、トーハクくん&ユリノキちゃん
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posted by トーハクくん&ユリノキちゃん at 2021年09月13日 (月)