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1089ブログ

本館19室が「みどりのライオン体験コーナー」として生まれ変わりました!

本館19室「みどりのライオン体験コーナー」は、博物館をより楽しんでいただくための教育普及スペースとして生まれ変わりました。
入り口では、トーハクの教育普及活動のシンボルマークの「みどりのライオン」と、ボランティアが、皆様をお出迎えします。

本館19室

この部屋では、「トーハクをさわろう」「トーハクでデザインしよう」「トーハクをまわそう」「トーハクで国宝をさぐろう」「トーハクで○○のできるまで」の5つのコーナーをご用意しています。
そんなみどりのライオン体験コーナーの楽しみ方は、これです。

1.いろいろ体験してみる
この部屋では、さまざまな体験をすることができます。
興味をもったものをじっくり体験してもよいですし、時間があれば、全部体験してみてもよいかもしれません。どれも、お気軽にお試しいただきます。

まずは「トーハクをさわろう」。
博物館の中で、モノにさわるなんてダメでしょ?いいえ、ここでは、むしろ触れてみてください。これは、さわってわかる本館の地図なのです。
1階の地図では、仏像や刀、やきものなど、ホンモノと同じ材料や技法のピースがはめ込んであります。2階の地図は、クイズのようになっています。渦巻きで縄文時代を表したり、畳の縁でお茶室をあらわしたり。次に行く展示室や見てきた展示室は、どれかな?
トーハクをさわろう


次に「トーハクをまわそう」。ここでは、センサーの上で手をかざしたり、動かしたりすることで、スクリーンに映ったトーハクの作品をまわしたり拡大したり、白黒に色を変えたりすることができます。展示では決して見られない角度に作品をまわしたら、何か新しい発見があるかもしれません。
トーハクをまわそう


「トーハクで国宝をさぐろう」では、国立博物館4館(東京・京都・奈良・九州)の国宝と重要文化財をご覧いただけます。タッチパネルを気軽にさわってみてください。作品の細かい部分まで、拡大して見ることもできますよ。
トーハクで国宝をさぐろう


そして、「トーハクでデザインしよう」。本館の展示室でみられるような日本の伝統模様のスタンプをご用意しています。トーハクを訪れた記念に、オリジナルのポストカードを作って、お友達やご家族にに手紙を出してみてはいかがですか?
トーハクでデザインしよう


2.じっくり見て、思いをめぐらせる

「トーハクで○○のできるまで」のコーナーは、一つの作品ができあがるまでの過程をご覧いただけます。
博物館で展示している作品は、どんな技法や材料を使って作られたのか、まだはっきりわからないものもあります。今回は、「突起装飾坏」を調査し、どうやって形作り、装飾をしたかといった工程を、東京藝術大学大学院インターンシップの12人の学生が作りました。球の作り方、青い突起の付け方など、考えられるさまざまな可能性を試してみました。東洋館で展示している原品とも比べてみてください。
期間中には、ギャラリートークもあります。

トーハクで○○のできるまで
この展示は、さわることはできません。


3.また展示を見に行ってみる

みどりのライオンでリラックスし、ワクワクした後は、ぜひまた、展示室をめぐってみてください。まだ見ていない展示室も、きっと、さらに楽しくご覧いただけますよ。

明日の1089ブログでは、「トーハクをまわそう」と「トーハクで国宝をさぐろう」について、もう少し詳しくご紹介します。
 

カテゴリ:研究員のイチオシ教育普及展示環境・たてもの

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posted by 鈴木みどり(ボランティア室長) at 2014年04月28日 (月)