中国山水画の20世紀ブログ 第2回-いよいよ来週31日火曜日オープン
中国山水画の20世紀ブログ第1回でもご紹介していますが、
今回集う作品50件は、いずれも20世紀の中国を代表する画家たちの優品、
日本初公開!となる作品が一堂に会す、まさに夢の特別展です。
日中国交正常化40周年・東京国立博物館140周年
特別展「中国山水画の20世紀 中国美術館名品選」
会場:本館 特別5室 会期:7月31日(火)~8月26日(日)
ぜひたくさんの方にご来場いただきたいと、
ブログながら開幕直前の本展会場「特5」へご案内します。
会場=特5はどこ?
本展会場は正門を入って正面に構える本館の1階、ちょうど中央に位置する特別5室。
言ってみれば本館のヘソ、通称、「特5」です。
築75年!本館そのものが重要文化財指定
中谷美紀さんのポスターでおなじみ、本館エントランス。特5入口は向かって左手です。(「ここ」の位置)
本館マップ-中央が特5
特5では過去さまざまな企画展示が行われてきました。
記憶に新しいところでは「孫文と梅屋庄吉」「手塚治虫のブッダ展」(2011)、「国宝 土偶展」(2009)、
「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」(2007)では名画「受胎告知」を展示した会場です。
会場のいま
作品を所蔵する中国美術館のスタッフと協力しながら、
作品の選定から展示にいたるまで、何度となく打合せを重ねてきました。
安全な輸送には時間がかかります。今回の搬入は深夜になりました。
開幕が目前に迫った今週、その集大成となる
作品展示作業が着々と進んでいます。
作品に異状がないか細かく点検します。
作品を間近に楽しむ
本展会場で作品をご覧いただいたとき、
作品までの距離が非常に近いことに驚かれるかもしれません。
掛け軸の作品の展示ケースの場合、作品までわずか20㎝!
絵画の優品ひとつひとつを間近にじっくりご覧いただけるような作り、
画家の手にした筆の運びや息づかいすら感じられるようです。
特5へGO!
7月31日(火)から8月26日(日)まで、たった25日間の会期ですから、
すこしでも興味をお持ちでしたら思い立ったが吉日、さっそくお出かけください。
「中国山水画の20世紀」展は、総合文化展観覧券でご入場いただけます。
(一般当日600円、大学生当日は400円、高校生以下は無料)
また、この展覧会を詳しく解説しているカラー16ページの小冊子、
パンフレットを無料で配布いたします。
※こちらからパンフレットデータをダウンロードできます。
暑い夏まっさかりですが、画家たちの創作に対する熱い思い、
名品との一期一会を「特5」でお楽しみください!
カテゴリ:研究員のイチオシ、2012年度の特別展
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posted by 高木結美(特別展室) at 2012年07月29日 (日)