特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」開幕!
当館は2022年3月、創立150年を迎えました。
4月1日よりさまざまな記念事業を開催していますが、150周年事業のクライマックス、
東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」が10月18日(火)、開幕しました。
開幕日より大変多くのお客様にご来館いただき、誠にありがとうございます。
ポスター、チラシ、そして階段上のバナーにもデザインされていますとおり、さまざまな国宝や名品が皆様をお出迎えします。
本展は2部構成となっています。
第1部では当館が所蔵する国宝89件すべて(※会期中展示替があります)を展示、
第2部では明治から令和にいたる150年の歩みを物語る作品・資料を通して、当館の全貌をご紹介します。
第1部の見どころ
当館が所蔵する国宝89件すべてを公開!※会期中展示替あり。
2022年8月1日現在、国内で国宝と指定されている美術工芸品は902件あります。
そのうちおよそ1割を当館が所蔵しています。
国宝や重要文化財は作品保護のため、展覧会への出品などで移動させるのは基本的に年に2回以内、公開日数は年間60日以内とするルールがあります。
このようなルールとともに、館内の展示や館外からの借用等も関わってくるため、展覧会前後数年間を調整しこのたび会期中に89件すべて公開とすることができました。
国宝 松林図屛風 長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀
国宝「松林図屛風」(10月30日(日)まで)は、11月1日(火)より国宝「檜図屛風」(11月27日(日)まで)、11月29日(火)より国宝「観風図屛風」(12月11日(日)まで)となります。
※展示作品および展示替え情報については、作品リストと国宝リストをご覧ください。
「国宝刀剣の間」出現!
当館所蔵の国宝刀剣19件すべてをひとつの空間でお楽しみいただけます。
他の展示室より少し暗いのですが、19件それぞれ違いを鮮明にご覧いただける空間となっています。
第2部の見どころ
東京国立博物館の150年を体感!
150年前に開催された湯島聖堂博覧会や東京帝室博物館時代の再現展示、各時代に収集した作品など、当館のこれまでの歩みをご紹介します。
皇室ゆかりの品やキリンの剝製標本など歴史を物語る作品がたくさんあります。
本展は、創立150年を迎えたこの機会だからこそ実現できた展覧会となっています。
今後、各研究員おすすめの作品もご紹介していきますので1089ブログどうぞお楽しみに。
展示室はこの先。これまでにない世界が広がります。
※本展は事前予約制です。
チケットの販売は公式サイトよりご確認ください。
カテゴリ:東京国立博物館創立150年、2022年度の特別展
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posted by 江原香(広報室) at 2022年10月25日 (火)