このページの本文へ移動

制作工程模型展示「押出仏ができるまで」

  • 『重要文化財 阿弥陀三尊および僧形像 飛鳥時代・7世紀』の画像

    重要文化財 阿弥陀三尊および僧形像 飛鳥時代・7世紀

    表慶館 体験の間
    2008年2月26日(火) ~ 2008年6月1日(日)

     法隆寺宝物館にある押出仏「阿弥陀三尊および僧形像」のできるまでを展示します。東京芸術大学文化財保存学専攻・保存修復工芸研究室の大学院生が制作しました。押出仏とは、型にのせた銅板をたたいて形を写し出したものなので、じつはとても薄いのです。裏側は、どう なっているのでしょうか? 作られた当初の押出仏は、どのような輝きをはなっていたのでしょうか? 今回が初公開となる原寸大模型を見ながら、法隆寺宝物館にある押出仏が作られた時のことを想像してみてください。



押出仏ができるまで

押出仏制作過程1 押出仏制作過程2 押出仏制作過程3 押出仏制作過程4
ブロンズの鋳造原型。これに銅板をのせ、槌(つち)で叩いておおよその形を写します   銅板に鏨(たがね)をあてて金槌で叩き、細かい部分を打ち出します   打ち出しの途中段階。このあと周囲を切り落とします   鍍金(ときん)が終わりました。彩色をすれば完成です
関連展示

法隆寺宝物館 第2室 「金銅仏 光背 押出仏」
関連事業

東京芸術大学学生ボランティアによるギャラリートーク 「押出仏ができるまで」 受付終了
日程:2008年3月6日(木)、8日(土)、11日(火)、13日(木)、15日(土)
場所:表慶館 体験の間
時間:15:00~(30分程度)