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中国の貨幣

  • 『古代から20世紀初頭までの中国貨幣を172件を一挙公開します。』の画像

    古代から20世紀初頭までの中国貨幣を172件を一挙公開します。

    東洋館 第4室
    2008年12月2日(火) ~ 2009年3月1日(日)

     古代の貨幣、つまり昔のお金といえば、金貨・銀貨・銅貨といった金属製の貨幣がまず思い浮かびます。古代の地中海世界、西アジア、中央アジアなどでは、円形の金貨・銀貨が多数つくられました。しかし、古代中国で多数を占めたのは銅貨で、その形が多様であることに特色があります。

      中国で銅貨が発達したのは春秋・戦国時代(前8~前3世紀)で、さまざまな形の銅貨が作られました。秦・漢時代(前3~後3世紀)には、四角い穴のあい た円形の銅貨が用いられ、この形が近代にいたるまで続きました。

      今回の特集陳列では、中国の春秋時代から漢時代までの銅貨と、それらの鋳造に用いた鋳型を中心とし、さらに唐時代から清時代に至る中国歴代王朝の代表的 な銅貨を展示して、古代から20世紀初頭までの中国貨幣を概観します。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
五銖銭陶范 中国 漢時代・前1~後2世紀 (小倉コレクション保存会寄贈)
「太平天国」円銭 中国 清時代・19世紀