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六波羅蜜寺の仏像

  • 『重要文化財 僧形坐像(伝平清盛像) 鎌倉時代・13世紀 京都・六波羅蜜寺蔵 』の画像

    重要文化財 僧形坐像(伝平清盛像) 鎌倉時代・13世紀 京都・六波羅蜜寺蔵

    本館 11室
    2008年7月10日(木) ~ 2008年9月21日(日)

     平安時代、街を歩いて念仏を弘めた空也上人が天暦5年(951)に開いた西光寺は、貞元2年(977)天台別院となり六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)と改称しました。周囲は鳥辺野(とりべの)という葬送の地でしたが、平安時代後期には平清盛が付近に邸宅を構えました。

      今回の特集陳列では創建期に空也が造像した四天王像のうちの持国天立像、天台別院となった頃の薬師如来坐像、11世紀前半に仏師定朝(じょうちょう)が造ったと伝える優美な地蔵菩薩立像、鎌倉時代の仏師として名高い運慶(うんけい)の肖像、快慶(かいけい)の弟子長快(ちょうかい)作弘法大師坐像、そし て平家の全盛期を支えた平清盛の肖像とされる僧形坐像などを展示します。六波羅蜜寺の仏像がまとまって東京に出品されるまたとない機会です。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
重要文化財 僧形坐像(伝平清盛像) 鎌倉時代・13世紀 京都・六波羅蜜寺蔵
重要文化財 地蔵菩薩立像 平安時代・11世紀 京都・六波羅蜜寺蔵
重要文化財 薬師如来坐像 平安時代・10世紀 京都・六波羅蜜寺蔵
関連事業

列品解説「六波羅蜜寺の仏像1」
本館11室:2008/8/5 14:00受付終了
講師:情報管理室長 丸山士郎

列品解説「六波羅蜜寺の仏像2」
本館20室:2008/8/26 14:00 受付終了
講師:出版企画室長 浅見龍介

記念講演会「10世紀の仏像と六波羅蜜寺」
平成館大講堂:2008年8月23日(土) 13:30~15:00 受付終了
講師:京都国立博物館名誉館員(彫刻史) 伊東 史朗 氏