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  • 『猫あそび 歌川国芳筆 江戸時代・19世紀』の画像

    猫あそび 歌川国芳筆 江戸時代・19世紀

    本館 特別1室
    2006年11月7日(火) ~ 2006年12月6日(水)

     人の生活に最も馴染み深い動物の1つである猫。その身近さを物語るように、古くから様々な形で造形化されてきました。そこには寓意や象徴も込められ、猫と人との関わり方や猫に注ぐ人々の視線の軌跡を窺うことができます。今回の展示では、絵画作品を中心に、日本美術の中で造形化された猫の図像を読み解き、猫と人との関わりの一端を探ります。

      鼠の天敵として表現された猫。生活場面の添景(てんけい)として描かれた猫。中国絵画の意図を受け継いだ吉祥図としての猫。浮世絵における源氏物語・若菜帖の女三宮の見立てを表現する小道具としての猫。変化に富む姿態の面白さそのものを表現した擬人化された猫等々。そんな豊かな猫たちの図像の世界をお楽 しみください。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
重要美術品 炬燵の娘と猫 歌川国政筆 江戸時代・寛永2~文化元年(1790-1804)
名所江戸百景・浅草田甫 酉の町詣 歌川広重筆 江戸時代・18世紀
猫あそび 歌川国芳筆 江戸時代・19世紀