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動物

  • 『岩上双虎置物 鈴木長吉作 明治33年(1900)』の画像

    岩上双虎置物 鈴木長吉作 明治33年(1900)

    本館 14室
    2006年7月4日(火) ~ 2006年9月3日(日)

     本館14室の特集陳列「動物」では、いろんな動物に出会えます。


      日本美術において動物をかたどった作品は、猪や猿など身近な動物を表した縄文時代の土製品にはじまり、その後現在にいたるまで信仰の対象、宗教で用いる 道具、調度品、文房具、装飾品などさまざまな用途をもった動物がつくられてきました。また近代になると西洋美術の影響を受けて「彫刻」としての動物もつくられるようになりました。今回の特集陳列では館蔵品を中心に縄文時代から近代までの動物をかたどった作品を集めました。展示では時代順に変遷をたどり、さ らに楽しく展示をごらんいただけるように「技巧の粋をこらした動物」、「小さくて愛らしい動物」、「パーツとなった動物」といった小テーマを設け、さらに時代順に変遷をたどれるようにしています。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
織部獅子鈕香炉 「慶長拾七年」刻銘 美濃 江戸時代・慶長17年(1612)
重要美術品 重美 猪形土製品 青森県つがる市木造亀ヶ岡出土 縄文時代後期~晩期・紀元前2000~400年
重要文化財 獅子・狛犬 平安時代・11世紀 奈良・薬師寺蔵
重要文化財 蝶形磬 長野県松本市宮淵町出土 平安時代・長保3年(1001) 高橋保氏寄贈
重要文化財 鷲置物 鈴木長吉作 明治25年(1892年)
岩上双虎置物 鈴木長吉作 明治33年(1900)
関連事業 (親と子のギャラリー 博物館の動物園)
いっしょに見よう!博物館と動物園 受付終了
当館研究員と東京都恩賜上野動物園の園長・飼育係との対話形式による作品解説を当館で、動物ガイドを動物園で行います。
日程:2006年8月9日(水)、10日(木)、14日(月)、15日(火)
16:00~16:30 東京国立博物館
17:00~17:30 東京都恩賜上野動物園
※集合場所など詳しくは「いっしょに見よう!博物館と動物園」のページをご覧ください。
解説パンフレット (親と子のギャラリー「博物館の動物園」)

パンフレット この展示をお子さんと一緒に楽しんでいただけるように解説パンフレットを作成しました。パンフレットは、本館14室のほか、平成館1階 企画展示室(親と子のギャラリー 「プライスコレクション 若冲と江戸絵画-あなたならどう見る? ジャパニーズ・アート-」 2006年8月27日(日)まで開催)や本館玄関などで配布します。パンフレットを手にお子さんと作品をご覧いただければきっと楽しさも倍増するはず。本館の展示をいつもとは違った視点で楽しんでください。