このページの本文へ移動

東京国立博物館コレクションの保存と修理

  • 『チウカウカプ 江戸~明治時代・19世紀 木綿製  徳川頼貞氏寄贈 修理後』の画像

    チウカウカプ 江戸~明治時代・19世紀 木綿製  徳川頼貞氏寄贈 修理後


    2005年10月18日(火) ~ 2005年11月27日(日)

     「東京国立博物館コレクションの保存と修理」の特集陳列は今年で6回目を迎えます。今回は平成15・16年度修理品の中から20件程度を展示します。修理で得た新知見を含め、作品がもつ情報を1つでも多くご紹介できるように関連資料などをあわせて展示します。保存・修理の方法について説明するほか、なぜそのような修理方法を選択したのか、なぜそのような材料を選択したかなど、修理に至るまでの過程や修理記録の作成にもスポットをあてる予定です。作品を解体したときに現れる内部の様子、修理したときに取り除いた古い裏打ち紙など、通常の展示では決してみることのできない作品内部など、文化財のもう1つの顔をごらんいただけるでしょう。どうぞお楽しみに。

       あわせて、座談会やギャラリートーク(列品解説)、さらに保存科学の現場を見学するツアーも実施します。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
十六羅漢像(第一尊者) 南北朝時代・14世紀 絹本着色
チウカウカプ 江戸~明治時代・19世紀 木綿製 徳川頼貞氏寄贈
関連事業
見学ツアー 「保存と修理の現場へ行こう」
平成館小講堂・修理室 等 2005年10月26日(水)、11月9日(水) 13:30~15:30  受付終了
座談会 「文化財修理の条件-修理方針はどのように作られるのか-」
東京国立博物館 平成館大講堂 2005年10月29日(土) 13:30~15:00 受付終了
  ギャラリートーク (列品解説)
文化財保存の術-ケアとキュア-
本館 特別2室 2005年10月18日(火) 14:00~ 講師:保存修復課長 神庭 信幸 受付終了
文化財修理に対する考え方の変遷
本館 特別2室 2005年10月25日(火) 14:00~ 講師:保存修復室研究員 土屋 裕子 受付終了
修理の現場と保存修復課
本館 特別2室 2005年11月1日(火) 14:00~ 講師:保存修復室長 高橋 裕次 当日参加
博物館のいろいろな環境
本館 特別2室 2005年11月15日(火) 14:00~ 講師:環境保存室研究員 和田 浩 当日参加
重要文化財 埴輪盛装女子と埴輪の修理
本館 特別4室 2005年11月22日(火) 14:00~ 講師:保存修復室主任研究員 古谷 毅 当日参加