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扇面・団扇

  • 『扇面雑画 酒井抱一筆 江戸時代・18世紀』の画像

    扇面雑画 酒井抱一筆 江戸時代・18世紀

    本館 特別2室
    2005年7月12日(火) ~ 2005年8月21日(日)

     扇面や団扇(うちわ)は、涼をとるためだけでなく、服飾の一部や室内装飾として、また諸芸能の小道具として用いられてきました。とくに扇面は手のひらで折り畳むことのできる独特な形式のため、贈答という形で人々の間を行き来しました。時には僧侶の賛(さん)や、公家の和歌などが書き添えられることもありました。扇面、団扇の小画面には、花鳥図や祭礼図など、さまざまな画題が、水墨や金地着色といったさまざまな技法で細やかに描きこまれています。実際に用いた扇面や団扇を貼り付けた屏風や画帖から、その構図を意匠的につかった作品まで、扇面図、団扇図の名品をお楽しみください。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
重要美術品 扇面散図屏風 伝俵屋宗達筆 江戸時代・17世紀 松永安左エ門氏寄贈
扇面流図屏風 伝本阿弥光悦筆 安土桃山時代・16世紀 岡崎正也氏寄贈
芦雁図扇面 狩野正信筆 室町時代・16世紀
京名所図扇面 狩野宗秀筆 安土桃山時代・16世紀
扇面雑画 酒井抱一筆 江戸時代・18世紀