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黒田記念館 黒田清輝の作品 II

  • 『赤髪の少女 黒田清輝筆 明治25年(1892)』の画像

    赤髪の少女 黒田清輝筆 明治25年(1892)

    平成館 企画展示室
    2007年11月6日(火) ~ 2007年12月2日(日)

     この特集陳列は、平成19年4月に独立行政法人国立博物館と独立行政法人文化財研究所が統合され、独立行政法人国立文化財機構が発足したことを記念して行うものです。

      東京文化財研究所は、美術に関する学術的調査研究と研究資料の収集を目的として、昭和5年(1930)、黒田記念館内に開設された帝国美術院附属美術研究所を前身としています。黒田記念館は、黒田清輝(1866~1924)の美術奨励の遺志にもとづき、彼の作品と遺産の一部が国に寄贈されたことを受けて昭和3年(1928)に竣工された施設です。当初より、彼の画業を顕彰するための「黒田記念室」が施設の2階に設けられ、寄贈作品が陳列されてきました。現在、記念館では毎週木曜・土曜の午後1時から4時まで作品を公開しています。

      今回の特集陳列では、「赤髪の少女」を始めとするフランス留学時代の作品を中心とする油彩画14件と、今回が初公開となるフランスで出版された『フィガロ・イリュストレ』に掲載された挿絵の原画「日本風俗絵(人力車)」や「日本風俗絵(芸妓)」といった水彩画など8件を陳列し、黒田が日本の近代絵画にもたらした新たな造形表現を紹介いたします。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
自画像(トルコ帽) 黒田清輝筆 明治22年(1889)
編物 黒田清輝筆 明治23年(1890)
赤髪の少女 黒田清輝筆 明治25年(1892)