本館 特別2室
2007年6月19日(火) ~ 2007年7月16日(月・祝)
かけがえのない文化財を適切な環境で保管し、公開していくことは、博物館の大切な役目です。当館では、国立博物館として、日本のみならず、日本文化を多角的に考えるうえで重要な東洋各地も含めた古代から近代に及ぶ、きわめて多岐にわたる質の高い文化財を保有 し、広く公開してきています。しかし、その全体を体系的に展示し、必要に応じて深めていくためには、現在の収蔵品だけでは決して充分とはいえません。そのため当館では、収蔵品の一層の充実を目指して、毎年、良質な文化財の収集を積極的に行っております。
平成18年度には、篤志家の方々から御寄贈をいただいたもの71件、購入した文化財10件、計81件の文化財を新たに収集しました。いずれも日本や東洋の文化を探る上で見過ごすことのできない意義を持つものです。今回はこれらの中から39件を展示いたします。これらの新収品を通じて、当館の事業の一端を 御理解いただくとともに、かつての文化の息吹を伝える多様な品々の魅力を御鑑賞ください。