このページの本文へ移動

“わたしの国宝” 大募集
「150年後の国宝展-ワタシの宝物、ミライの宝物」

“わたしの国宝” 大募集チラシ

「“わたしの国宝” 大募集」
みなさんからの国宝候補の募集は終了しました。

150年後の未来にも伝えたい、
あなたにとっての“国宝”を
東京国立博物館に展示します。

「150年後の国宝展」では、“150年後の社会を想定した”、“150年後に伝えたい”、あなたにとっての国宝候補を公募します。

応募いただきましたモノから、厳正な審査で選考を行い、その出展品の背景や未来に残すべきストーリーと合わせて展示します。展示品の記録は、東京国立博物館にて展示されたことを証明する証書を発行し150年後まで引き継ぎます。

現代を生きるわたしたちが、もうだれも生きていないかもしれない150年後、西暦2172年の東京国立博物館。そのとき、国宝には、どんなモノがあるのでしょうか。

これからの150年の未来を想像させるモノを通じて、博物館の展示と対峙する新しい展覧会です。

現在、東京国立博物館が所蔵している89件の国宝は、江戸時代以前に制作されたモノです。今回公募するのは、どんなモノでも構いません。

あなたのかけがえのない物語が詰まったモノ、大切に作られたモノ、今の世界でしか残せないモノ、そしてこれからの未来を作っていくモノ。皆さんの思いがつまった物語と共に募集いたします。

150年後の未来の人々が、現代の世界と人々の生活を、ありありと想像できるような、そんな「わたしの国宝」をぜひご応募ください。

チラシ(PDF)をダウンロード

“わたしの国宝” 大募集チラシ

入選者副賞

  • 入選品を東京国立博物館 表慶館に展示(お名前、品名を背景や未来に残すべきストーリーと合わせて展示)
  • 東京国立博物館に展示されたことの証明証書発行
  • お名前、品名を「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」の図録に掲出
表慶館外観

入選品が展示される表慶館。昭和53年(1978)に重要文化財に指定されました。

表慶館内観

入選品が展示される表慶館。昭和53年(1978)に重要文化財に指定されました。

1. 選考基準

  • 150年後にも残したいモノ、残さないといけないモノ。
  • 多くの人々が共感するストーリー・エピソードがあるモノ。

2. 出展対象

  • 有形、無形は問いません。
  • ご自身が創作したモノか、購入や譲渡されたモノかは問いません。
  • 国産または外国製のモノかは問いません。
  • 国宝候補が出展者の所有物である必要はありません。ただし、応募に必要となる画像等の所有権や国宝候補を展示する場合の所有権は出展者にある必要があります。建造物、鉄道、風景等も対象です。
  • 過去に、自ら展覧会等へ出品されたモノや国や地方自治体から文化財の指定を受けているモノは公募の対象になりません。
  • 応募に際しては、ご自身で撮影された写真に限ります。

3. 応募例

大きな魚を描いた版画

小学生のころから、大好きだった釣り。
大きな魚を描いたこの版画には、僕の原点が詰まっています。

大きな魚を描いた版画

紙チケットの半券

紙チケの魅力は思い出と一緒に見返せること!
開演前のワクワクした気持ちもよみがえります。
 

紙チケットの半券

ひと夏の思い出が詰まった標本

図鑑で見た虫を探して 色々な場所に連れて行ってもらった5年生の夏。
多くの出会いと思い出を標本に閉じ込めました

ひと夏の思い出が詰まった標本

ギャルとして生きた証・デコ電

当時女子高生だった私は、ルーズソックスを履き、週末には渋谷のセンター街へ出かけ、日サロに通い、プリクラを撮っていた。ギャル文化の最盛期。

中でも思い出の詰まっているのが、このガラケー。スマホと違い、機能性を無視して丹精込めてデコった。

もうガラケーに戻ることはないけれど、これは私と同世代を生きたギャルの証だと思う。

父との思い出のゲームソフト

父が徹夜で並んで買ってくれたゲームソフト。当時はゲームソフトを買うために、店の前に夜から行列が出来るほどの社会現象を起こした。

このソフトには、父と私が遊んだセーブデータがあり、捕まえるのに労したモンスターや珍しいアイテム、インターネットが普及していないころ父と攻略方法を手探りで探した思い出が詰まっている。

ゲームで遊ぶ形は現在と過去でかなり異なってきたが、ロールプレイイングゲームの普遍的なありかたはきっと変わらない。

震災から蘇ったハーモニカ

我が家は大きな震災の被害にあいました。大切な家族の思い出が、一瞬にして失われてしまいました。

その我が家の中から見つかったのがハーモニカです。この家で過ごした家族との思いが込められています。

ボロボロに傷ついたこのハーモニカは、日常を一変させる自然災害の恐ろしさを未来の世代へと継承するためにも、私たち家族の物語を添えて残したい宝物です。

4. 展覧会概要

展覧会名称 東京国立博物館創立150年記念事業 「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」
会期 2022年11月2日(水)~2023年1月29日(日)
会場 東京国立博物館 表慶館(重要文化財/明治42年開館)
展示件数 一般部門、企業部門があり、合わせて最大約150件 
(注)公募による一般部門の出展品は、一部のみ現物展示を予定
観覧料金 総合文化展観覧料、または開催中の他の特別展観覧券(観覧当日に限る)でご覧いただけます。

総合文化展料金
一般:1,000円、大学生:500円

(注)高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。
(注)障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。
(注)11月3日(木・祝)は観覧無料(特別展を除く)。
展覧会ページ 「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」の展覧会ページ

5. 応募等における事項

  • 応募及び出展に際して、その所有権は、応募者にあるものとし、万が一、第三者からの異議が生じた場合、その責任を当館では負いません。
  • 厳正な審査を経て、本展で紹介する逸品を選定します。
  • 選ばれた国宝候補は、写真と説明文によるパネルにて展示、もしくは、実物を展示予定です。

6. 選考委員

選考委員長は、東京国立博物館副館長が務めます。審査は、当館の研究員を含め、数名の有識者によって行われます。

7. 応募締切

(延長しました)2022年9月20日(火)17時まで
(注)予告なく募集を終了、延長する場合があります。

8. 応募先

150年後の国宝展一般公募担当(東京国立博物館内)
tnm150th_event@nich.go.jp

  • (注)応募を受付けた後に、「応募完了」メールを送信いたします。
  • (注)応募から1週間が経過しても「応募完了」メールが届かない場合は、迷惑フォルダーに振り分けられていないかをご確認の上、再度ご連絡ください。
  • 9. 応募方法

    応募規約をご確認の上、以下の情報を応募先メールアドレス宛に送付してください。
    ご応募いただいた場合は、応募規約に同意したものとみなします。
    応募用紙はPDFとWordデータをご用意しています。応募用紙を使わず、メールの本文に同内容を記しても、応募の対象となります。

    応募規約(PDF)を確認する

    応募内容

    • 氏名
    • 連絡先(メールアドレス)
    • 年代(10代などの大まかな表記も可能です。)
    • 品名
    • 出展理由(日本語、200字以内)
    • 出展品概要(応募品のサイズなど)
    • 出展品の写真(自身で撮影したものに限る。20MB以内)
    • (注)入選した場合、ご応募いただきましたメールアドレスへ個別にご連絡させていただきます。 選ばれた場合には、お名前・品名を会場及び図録に掲出いたします。会場及び図録掲出時のお名前は、選ばれた方には個別に確認を行います。
    • (注)一般部門の出展品は、一部のみ現物展示を予定しています。
    • (注)インターネットからのダウンロードや他者の撮影したものは応募禁止です。
    • (注)非公開・撮影を禁止している場面を撮影したもの、他者の著作権を侵害するなど無断使用、映画やテレビ画面の撮影なども応募禁止です。