平成館 特別展示室第1室・第2室
2022年7月26日(火) ~ 2022年9月19日(月・祝)
中国の首都北京の中心に位置する故宮博物院は、かつては紫禁城と呼ばれ、約500年にわたり中国を統治した明・清両朝の歴代皇帝が国を治める拠点として造営された宮殿であり、現在は190万件の膨大なコレクションを所蔵する博物館です。
本展では、VR(バーチャル・リアリティ)によって再現された清時代の最盛期の紫禁城を体感し、高精細3D(3次元)データで眼前に現れた珠玉の工芸品を鑑賞し、超大画面シアターに投影された青緑山水の傑作「千里江山図巻」の画中に没入することを通じて、中国美術の奥深さを愉しんでいただきます。さらに、東京国立博物館が所蔵・管理するコレクションの中からセレクトした、歴代皇帝や清時代の文化財などを紹介します。これらの展示を通じて、在りし日の清王朝の宮廷のすがたに想いを馳せていただきたく願います。