本館 19室
2016年9月13日(火) ~ 2017年4月16日(日)
この作品は、鎌倉時代・13世紀に描かれた作品で、掛軸に仕立てられています。今回は、顔を中心とした絵の一部を、制作当初の色を再現して描き、その手順を5つの段階に分けて示しました。
展示では、通常なかなか見ることができない、絵の裏側もご覧いただくことができます。裏彩色を行うことで、絵にどのような効果が現れるか、ぜひ感じてみてください。また、裏彩色とあわせて、絵の裏に直接貼る肌裏紙の効果の違いもご覧ください。
東洋の絵画がどのように仕上がってゆくか、理解を深めていただければ幸いです。
制作:平成20年度東京藝術大学学生ボランティア 古賀 海人