本館 特別4室
2016年3月23日(水) ~ 2016年4月17日(日)
縄文時代の造形物を代表する土偶は、当時の信仰や精神世界を表現した芸術品として高く評価されています。本展では「縄文の女神」とも評される国宝土偶を紹介します。「縄文の女神」は、その優美かつ圧倒的な造形力に加え、現存する立像土偶では日本最大の土偶です。 この土偶が発見された山形県舟形町西ノ前遺跡では、この他にも頭部や脚部など大小さまざまな土偶残欠47個がともに出土しています。これらの土偶は、平成24年(2012)年9月6日付で国宝に指定されました。本展では「縄文の女神」に加え、土偶残欠のうち41個を展示いたします。これらの土偶がともに山形県外で公開されるのは、国宝指定後では初めての機会となります。 また本展では、土偶のもつ造形的な魅力を存分にお楽しみいただくために、山形県内の企業が力を合わせ、最新の技術を用いて「博物館向け次世代展示ケース」を開発しました。