東京国立博物館の北側庭園には、九条公爵ゆかりの「九条館」や「六窓庵」など5棟の茶室があります。
5名程度の小規模な茶事から、5棟すべてを利用した数百人に及ぶ茶会、句会、会議など、様々な用途でご利用いただけます。
九条館
応挙館
六窓庵
転合庵
春草廬
昭和9年(1934)九条道秀氏より寄贈され、東京赤坂の九条公爵邸から移築されました。床張付等には狩野派による著色山水図が描かれており、これらは、もと京都御所内の九条邸にあったものです。欄間には花梨の一枚板に藤花菱が透彫されています。
| 利用可能時間 | 9時30分 ~ 16時00分 |
|---|---|
| 間取り | 二室(各十畳) |
| 収容人数 | 20~30名程度 |
| 備品 | 備品リスト(茶室)( |



名古屋市郊外の明眼院の書院として寛保2年(1742)に建てられ、後に東京品川の益田孝氏(鈍翁)邸内に移築、昭和8年(1933)当館に寄贈されました。室内に描かれている墨画(現在は作品保護のため複製)は、円山応挙が明眼院に眼病で滞留した折に揮毫したものと伝えられています。
(注)現在、応挙館の貸出は休止しております。



慶安年間(1648~52)金森宗和によって奈良の慈眼院に建てられ、明治10年(1877)に当館に移築されました。第二次世界大戦中、一時疎開しましたが昭和22年(1947)、現在の位置に再建されました。入母屋造萱葺きの建物で、寄付、腰掛待合、石灯籠などがあり二重露地を完備しています。
| 利用可能時間 | 9時30分 ~ 16時00分 |
|---|---|
| 間取り | 台目出炉(三畳)、控室(二畳)、間(三畳)、待合(三畳) |
| 収容人数 | 5~10名程度 |
| 備品 | 備品リスト(茶室)( |



小堀遠州が寛永の頃(17世紀前半)京都伏見の六地蔵に建てた数奇屋の一部でした。その後、大原寂光院に移築され、昭和38年(1963)塩原千代氏より当館に寄贈されました。
| 利用可能時間 | 9時30分 ~ 16時00分 |
|---|---|
| 間取り | 台目向切(二畳)、席(四畳半) |
| 収容人数 | 20名程度 |
| 備品 | 備品リスト(茶室)( |



貞亨・元禄の頃(17世紀後半)河村瑞賢が淀川改修工事の際に休息所として建てたものです。「春草廬」の扁額は、曼殊院良尚法親王の筆と伝えられています。昭和11年(1936)に松永安左ェ門氏(耳庵)の所有となり、翌年、埼玉県所沢市の柳瀬荘内に移築されました。戦後柳瀬荘が当館に寄贈され、春草廬は昭和34年(1959)現在の位置に移築されました。
| 利用可能時間 | 9時30分 ~ 16時00分 |
|---|---|
| 間取り | 間(五畳)、間(三畳) |
| 収容人数 | 5~10名程度 |
| 備品 | 備品リスト(茶室)( |



| 九条館 | 平日 60,000円 | 土日祝日 70,000円 |
|---|---|---|
| 六窓庵 | 平日 60,000円 | 土日祝日 70,000円 |
| 転合庵 | 平日 40,000円 | 土日祝日 50,000円 |
| 春草廬 | 平日 40,000円 | 土日祝日 50,000円 |
ご利用の流れは、次のようになります。
| (1)お問合せ |
電話またはメールにてお問い合わせください。 メールアドレス:kashidashi_tnm@nich.go.jp(半角に直して送信してください)
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|---|---|
| (2)ご案内・仮予約 | ご希望日時での施設のご利用が可能かどうか、当館職員がご案内いたします。仮予約も承っております。 (注1) 茶室の仮予約は、ご利用日の半年前にあたる月の1日から、ご利用日の前日まで受付けております。 例)8月15日ご利用予定の場合、2月1日より申し込み可能 |
| (3)お申込み | 仮予約の後、以下「建物等使用申請書」をファックスまたはメールにてご送付ください。 建物等使用申請書( ファックス:03-5809-0095(総務部 総務課 施設貸出担当) |
| (4)施設利用の承諾 | 「建物等使用申請書」を当館職員が受け取り、承諾した時点で、本予約となります。 承諾の後、「建物等使用承諾書」を郵送いたします。 |
| (5)施設のご利用 | 東京国立博物館への出入りは西門よりお願いいたします。 事前に申請いただいた利用時間には搬入・搬出時間を含みます。(注2) |
| (6)お支払い | ご利用料金は、ご利用後に発行する請求書に記載の指定口座へお振込みください。 |
(注)注意事項は、予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。
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