本館
2014年3月18日(火) ~ 2014年4月13日(日)
源氏物語絵合・胡蝶図屏風のうち胡蝶図(部分) 狩野晴川院〈養信〉筆 江戸時代・19 世紀
本館
2014年3月18日(火) ~ 2014年4月13日(日)
重要文化財 日月山水図屏風(じつげつさんすいずびょうぶ)(右隻)
室町時代・16世紀
展示期間:2014年3月25日(火)~5月6日(火)
大きく屈曲する桜や柳、うねりながら流れ落ちる水流を描く動的な右隻。穏やかな水面や田園を捉える静的な左隻。構図や技法の違い、画面の不連続性などから、もとは別の屏風が組み合わされたものと思われる。鍍金、鍍銀された金属板の太陽と月が光を放つ。
舞楽図屏風 (ぶがくずびょうぶ)(右隻)
狩野永岳筆 江戸時代・19世紀
展示期間:2014年3月25日(火)~4月6日(日)
右隻は春景、左隻は秋景を背景に、京都御所の障壁画制作も行なった狩野永岳が舞楽を描いた屏風。右隻には、大太鼓(だだいこ)の左に振鉾(えんぶ)、迦陵頻(がりょうびん)、胡蝶(こちょう)が、左隻には、右から採桑老(さいそうろう)、胡飲酒(こんじゅ)、蘭陵王(らんりょうおう)、納曾利(なそり)の、華やかな舞が描き出されている。
源氏物語絵合・胡蝶図屏風 (げんじものがたりえあわせ・こちょうずびょうぶ)(右隻)
狩野晴川院〈養信〉筆 江戸時代・19世紀
展示期間:2014年2月25日(火)~4月20日(日)
『源氏物語』の梅壺女御(うめつぼのにょうご)と弘徽殿女御(こきでんのにょうご)が冷泉帝(れいぜいのみかど)の御前で絵を批評しあう「絵合」帖を右隻に、秋好中宮(あきこのむちゅうぐう、梅壺女御)が春の仏事を行なう「胡蝶」帖を左隻に描いたもので、落款から狩野養信が法眼の位にあった文政2年(1819)から天保5年(1834)の間の作と知られる。
瓢形酒入(ひさごがたさけいれ)
船田一琴作 江戸時代・天保14年(1843)
展示期間:2014年3月18日(火)~4月20日(日)
素銅(すあか)と四分一(しぶいち、銅と銀の合金)を継ぎ合わせて瓢形に作り、肩には雲間の月を銀象嵌(ぞうがん)で表わし、胴に鍍金の桜花を散らす。 船田一琴は、幕末屈指の装剣名工であった後藤一乗(いちじょう)の弟子。装剣金具の精緻巧妙な技術が、こうした大ぶりの彫金作品に発揮されている。
展示作品すべてに桜が描かれています。
本館10室 浮世絵 展示作品リスト 2014年3月25日(火)~4月20日(日)
桜下美人図 (おうかびじんず) 水野廬朝筆 江戸時代・18世紀 |
美人の花見(びじんのはなみ) 喜多川歌麿筆 江戸時代・18世紀 |
新吉原櫻之景色 (しんよしわらさくらのけしき) 歌川豊国筆 江戸時代・19世紀 |
小袖 紅綸子地八重桜土筆蒲公英燕模様 (こそで べにりんずじつくしたんぽぽつばめもよう) 江戸時代・19世紀 展示期間:2014年2月25日(火)~4月20日(日) |
桜楓蒔絵印籠 (さくらかえでまきえいんろう) 明治時代・19世紀 展示期間:2014年2月25日(火)~4月20日(日) |
如意輪観音菩薩坐像(にょいりんかんのんぼさつざぞう)
平安時代・11世紀 奈良・西大寺蔵
展示期間:2014年3月4日(火)~6月8日(日)
像の背後にある光背と、欠けている右手首先、左肘より先を除くすべてを一つの桜の木から造っている。耳の後ろや、左肩、肘ひじから垂れる細い帯状の布も別の木を貼ることなく彫り出している。桜の木は堅くて丈夫なため、頭上の冠、衣の縁や衣文の彫りがくっきりして、古い仏像にありがちな摩耗がまったくない。光背の緻密な彫りもみどころの一つ。
非常に重いことと堅くて彫りにくいせいか、桜材製の仏像は少ない。
色絵桜樹図透鉢(いろえおうじゅずすかしばち)
仁阿弥道八作 江戸時代・19世紀
展示期間:2014年3月4日(火)~5月25日(日)
鉢の内にも外にも満開の桜の樹を描いています。
巧みに配された透かしを通して、反対面の桜がのぞく心憎い仕掛けです。