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東京国立博物館×海洋堂 公式フィギュアプロジェクト 考古学ミニチュア

手にとって感じる名品 トーハクに親しみを!


左から 人面付壺形土器、遮光器土偶、埴輪 踊る人々(小)、埴輪 踊る人々(大)、袈裟襷文銅鐸、埴輪 犬
高さ:約4cm~7cm

東京国立博物館は、トーハクにより親しみをもってほしい、文化財をより身近なものとして感じてほしいという願いをこめ、140周年記念事業として公式フィギュアプロジェクトをスタートさせました。
その第一弾としてリリースされたのが、『考古学ミニチュア カプセルフィギュア』 です。
教科書でもお馴染みの土偶や埴輪など文化財について、トーハクが所蔵する実物をもとに制作しました。
「ほんもの」を求め、通常の展示では見ることのできない埴輪や土偶の背面や裏側までを徹底取材し、リアルに再現しました。名品を所蔵する東京国立博物館とフィギュア界をリードする海洋堂とのコラボレーションにより、より緻密なフィギュアが完成しました。

 

商品名
考古学ミニチュア カプセルフィギュア
監修
東京国立博物館
製作・販売
株式会社海洋堂・ケンエレファント
販売場所
東京国立博物館内のカプセルフィギュアマシン
価格
1回400円
発売日
2012年3月20日(火・祝)~
 

 

東京国立博物館公式 『考古学ミニチュア カプセルフィギュア』  ラインナップ

重要文化財 土偶(遮光器土偶)
青森県つがる市木造亀ヶ岡出土 縄文時代(晩期)・前1000~前400年)
原品:34.2cm フィギュア:約5.5cm 原型制作:寺岡邦明
日本で最も有名な土偶です。誇張された目の表現が雪から目を守る遮光器に似ることからその名がつきました。女性をイメージして作られたと考えられる土偶には、多産や再生などといった当時の人びとの祈りや願いが託されていたと考えられています。

 

国宝 銅鐸(袈裟襷文銅鐸)
伝香川県出土 弥生時代(中期)・前2~前1世紀
原品:42.7cm フィギュア:約5.5cm 原型制作:木下隆志
銅鐸は農耕のまつりに用いられたという説が有力です。近畿地方を中心に西日本地域に分布し、これまでにおよそ600個体の存在が知られています。この銅鐸は、シカやイノシシ、トンボやカマキリなどとともに、狩や脱穀をする人物が描かれ、当時の人びとの生活の様子を伝える貴重な文化財です。

 

人面付壺
茨城県筑西市 女方遺跡出土 弥生時代(中期)・前2~前1世紀
原品:69.5cm フィギュア:約6cm 原型制作:ボーメ
弥生時代の東日本では、一度遺体を埋めて白骨化した骨を取り出し、これを壺に納めて葬る再葬墓と呼ばれる葬法が広がっていました。この立体的な顔がついた壺はこうした墓から出土したもので、目や口の周りには入墨のような表現がみられます。顔は祖霊や母親を表すと考えられ、一族の繁栄や再生を願ったともいわれています。

 

埴輪 犬
群馬県伊勢崎市境上武士出土 古墳時代・6世紀
原品:47.1cm フィギュア:約4cm 原型制作:村田明玄
犬の埴輪は猪の埴輪や狩りをする人物埴輪とともに古墳に配置されて、猪狩りの場面を表します。当時から狩りに犬を使っていたことがわかります。この犬は舌を出してリラックスした表情ですが、狩が終わってホッとした場面なのでしょうか。鈴付の首輪がつけられており、犬が人間に大事に飼われていたことがわかります。

 

埴輪 踊る人々(小)/埴輪 踊る人々(大)
埼玉県熊谷市 野原古墳出土 古墳時代・6世紀
原品:57.0cm/64.1cm フィギュア:約6cm/約7cm 原型制作:寺岡邦明/ボーメ
目と口がまん丸のユーモラスな顔立ちと左手をあげて右手を胸前に出すしぐさから「踊る埴輪」として親しまれています。人物や動物の埴輪は様々な場面をあらわすように古墳に配置されました。しかし、踊る場面というのがほとんどないことから、「踊る人々」はあげた左手で馬の手綱をひく、馬子の埴輪ではないかと考えられています。小さいほうは、頭のてっぺんの振り分け髪と耳付近に耳豆良(古墳時代の男性の髪形)があることから男性とわかります。

 

 

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