書画の展開―安土桃山～江戸
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重要文化財 公余探勝図巻 下巻 （部分）
谷文晁筆 江戸時代・寛政5年(1793)本館 8室
2025年5月27日（火） ～ 2025年7月6日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。永く太平が続いた江戸時代は、私塾や寺子屋や藩校などを通じて、多くの人々が書法とともに文字を身につけ、筆墨や印刷による文字文化を広範に享受できた時代でした。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。今回、絵画は中国絵画の影響を受けて作品を制作した画家たちによる作品を、書は唐様の書を学んだ儒学者たちの書を中心に展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 花鳥図 | 1幅 | 宋紫山筆 | 江戸時代・寛政6年(1794) | 個人蔵 | |||
| 湖山秋景図 | 1幅 | 中山高陽筆 | 江戸時代・18世紀 | A-12090 | |||
| 武陵桃源図 | 1幅 | 渡辺玄対筆 | 江戸時代・18～19世紀 | A-1028 | |||
| 溪山霽色図 | 1幅 | 皆川淇園筆 | 江戸時代・18世紀 | 皆川治氏寄贈 A-11175 | |||
| 溪山幽居図 | 1幅 | 与謝蕪村筆 | 江戸時代・宝暦8年(1758) | A-1286 | |||
| 山水図 | 1幅 | 野呂介石筆 | 江戸時代・寛政5年(1793) | 表野篤氏寄贈 A-12470 | |||
| 重文 | 山中結廬図 | 1幅 | 浦上玉堂筆 | 江戸時代・寛政4年(1792) | A-12356 | ||
| 花鳥図屏風 | 6曲1双 | 浦上春琴筆 | 江戸時代・文政6年(1823) | A-11723 | |||
| 達磨像 | 1幅 | 河村若芝筆 | 江戸時代・17世紀 | A-279 | |||
| おすすめ | 重文 | 公余探勝図巻 下巻 | 1巻 | 谷文晁筆 | 江戸時代・寛政5年(1793) | A-11192-2 | |
| 管城二譜 | 1帖 | 細井広沢筆 | 江戸時代・正徳5年(1715) | 高木五郎兵衛氏寄贈 B-37 | |||
| 蘇詩帖 | 1帖 | 頼山陽筆 | 江戸時代・19世紀 | B-28 | |||
| 文語屏風 | 6曲1双 | 細井広沢筆 | 江戸時代・享保12年(1727) | B-2557 | |||
| 論書六絶 | 1幅 | 頼春水筆 | 江戸時代・19世紀 | B-1250 | |||
| 七言絶句 | 1幅 | 頼杏坪筆 | 江戸時代・18～19世紀 | B-1396-3 | |||
| 七言絶句 | 1幅 | 頼聿庵筆 | 江戸時代・19世紀 | B-1396-5 | |||
| 七言絶句 | 1幅 | 頼支峯筆 | 江戸時代・19世紀 | B-1396-6 | |||
| おすすめ | 赤壁賦 | 1幅 | 巻菱湖筆 | 江戸時代・天保10年(1839) | 竹田悦堂氏寄贈 B-3329 | ||
| 七言絶句 | 1幅 | 貫名菘翁筆 | 江戸時代・19世紀 | B-2473 | |||
| 楷書前赤壁賦扇面 | 1幅 | 市河米庵筆 | 江戸時代・19世紀 | 林督氏寄贈 B-2372 |