禅と水墨画―鎌倉～室町
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文殊花鳥図（部分）
等禅筆 室町時代・16世紀本館 3室
2025年5月27日（火） ～ 2025年7月6日（日）鎌倉時代からはじまる禅宗の本格的な導入にともない、絵画では中国宋・元の絵画の影響を受けて水墨画が成立します。また書の分野でも、中国禅僧の書の影響を受けて、日本禅僧による個性ゆたかで気魄に満ちた作風を示す墨蹟が生まれました。
ここでは鎌倉時代から室町時代の水墨画、墨蹟等を展示します。絵画は、尊像と花鳥画を組み合わせた作例をはじめ、三幅対で構成される作品を紹介し、書跡は、室町時代に五山文学を隆盛に導いた夢窓疎石と夢窓に師事した愚中周及の作を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 釈迦・鶺鴒・五位鷺図 | 3幅 | 伝狩野元信筆 | 室町時代・16世紀 | A-170 | ||
| おすすめ | 杜甫詩 | 1幅 | 夢窓疎石筆 | 鎌倉時代・文保2年(1318) | 個人寄贈 B-3474 | ||
| 重美 | 輔禅子宛偈頌 | 1幅 | 愚中周及筆 | 南北朝時代・14世紀 | 東京・公益財団法人常盤山文庫蔵 | ||
| 文殊花鳥図 | 3幅 | 等禅筆 | 室町時代・16世紀 | A-1393 | |||
| 張果老・鉄拐・呂洞賓図 | 3幅 | 啓孫筆 | 室町時代・16世紀 | 東京・公益財団法人常盤山文庫蔵 |