貫之集下断簡(石山切)身にそへる 藤原定信筆 平安時代・12世紀
本館 3室
2023年9月20日(水) ~ 2023年10月29日(日)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。今回は、特別展「やまと絵」に合わせて装飾料紙に特徴のある石山切などを紹介します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
伊勢集断簡(石山切) かりにくと | 1幅 | 伝藤原公任筆 | 平安時代・12世紀 | 個人蔵 | |||
伊勢集断簡(石山切) | 1幅 | 伝藤原公任(966~1041)筆 | 平安時代・12世紀 | 文化庁蔵 | |||
おすすめ | 貫之集下断簡(石山切) 身にそへる | 1幅 | 藤原定信筆 | 平安時代・12世紀 | B-2456 | ||
貫之集下断簡(石山切) しはしわか | 1幅 | 藤原定信筆 | 平安時代・12世紀 | 髙木聖鶴氏寄贈 B-3351 | |||
伊勢集(石山切)料紙 | 1葉 | 平安時代・12世紀 | 瀬津勲氏寄贈 B-3482 | ||||
おすすめ | 蓬莱鏡 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19965 |