南院国師忌拈香偈(部分)
清拙正澄筆 南北朝時代・延元2年(1337)
本館 3室
2021年8月17日(火) ~ 2021年9月26日(日)
鎌倉時代からはじまる禅宗の本格的な導入にともない、絵画では中国の宋・元の絵画の影響を受けて水墨画が成立します。また書の分野でも、中国禅僧の書の影響を受けて、日本禅僧による個性ゆたかで気魄に満ちた作風を示す墨跡が生まれました。ここでは鎌倉時代から室町時代の水墨画、墨跡等を展示します。絵画では、室町時代の道釈人物画の優品を中心に紹介し、書跡では、南禅寺ゆかりの高僧の墨蹟を展示します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
重文 | 寒山拾得図 | 1幅 | 伝周文筆 春屋宗園賛 | 室町時代・15世紀 | A-10496 | ||
白衣観音図 | 1幅 | 伝能阿弥筆 | 室町時代・15世紀 | 東京・公益財団法人常盤山文庫蔵 | |||
おすすめ | 南院国師忌拈香偈 | 1幅 | 清拙正澄筆 | 南北朝時代・延元2年(1337) | B-2747 | ||
偈頌 | 1幅 | 天隠龍沢筆 | 室町時代・15世紀 | B-2978 | |||
おすすめ | 重文 | 故事人物図(書院の間) | 4幅 | 伝狩野元信筆 旧大仙院方丈障壁画 | 室町時代・16世紀 | A-293 | |
重文 | 果子図(書院の間天袋) | 4幅 | 伝狩野元信筆 旧大仙院方丈障壁画 | 室町時代・16世紀 | A-290-2 |