書画の展開―安土桃山～江戸
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伊勢物語絵巻 巻第一（部分） 絵＝住吉如慶筆、詞＝愛宕通福筆 江戸時代・17世紀
本館 8室
2019年11月26日（火） ～ 2019年12月25日（水）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。永く太平が続いた江戸時代は、私塾や寺子屋や藩校などを通じて、多くの人々が書法とともに文字を身につけ、筆墨や印刷による文字文化を広範に享受できた時代でした。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画はとなりの7室（屏風と襖絵―安土桃山～江戸）と関連し、『伊勢物語』や『源氏物語』といった物語絵画を題材とした作品を中心に、やまと絵師による作品を展示します。書跡は江戸時代前期の公家や武家の書状を中心に展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 尺壁帖 巻四 | 1帖 | 林子平他筆 | 江戸時代・18～19世紀 | 池田成彬氏寄贈 B-2390-4 | |||
| 忍字 | 1幅 | 佐藤一斎筆 | 江戸時代・安政6年(1859) | 河田燕氏寄贈 B-3139 | |||
| 達磨図自画賛 | 1幅 | 慈雲筆 | 江戸時代・18～19世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 B-2848 | |||
| 一茶像自画賛「子どもらを云々」 | 1幅 | 小林一茶筆 | 江戸時代・19世紀 | 久世民榮氏寄贈 B-3412 | |||
| 書状 | 1幅 | 徳川光圀筆 | 江戸時代・17世紀 | B-2888 | |||
| 書状 | 1幅 | 准如光昭筆 | 江戸時代・17世紀 | B-46 | |||
| 書状 | 1幅 | 芝山宣豊筆 | 江戸時代・寛文4年(1664) | 堆朱鶴子氏寄贈 B-3160 | |||
| 書状 | 1幅 | 尊朝法親王筆 | 安土桃山時代・16世紀 | B-2856 | |||
| 書状 | 1幅 | 久保正之筆 | 江戸時代・寛永21年(1644) | B-1668-4 | |||
| 書状 | 1幅 | 和久是安筆 | 江戸時代・17世紀 | 後藤ゆき氏寄贈 B-3257 | |||
| 重美 | 書状 | 1幅 | 徳川家康筆 | 江戸時代・元和元年(1615) | B-2483 | ||
| おすすめ | 重文 | 林道春及五山衆試文稿 | 6曲1双 | 林道春他筆 | 江戸時代・慶長19年(1614) | 京都・金地院蔵 | |
| 故事人物図屏風 | 6曲1隻 | 伝岩佐又兵衛筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 書状 | 1巻 | 徳川家光筆 | 江戸時代・17世紀 | 高梨正治氏寄贈 B-3005 | |||
| 霜月会定書 | 1巻 | 天海筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1759 | |||
| 書状巻 | 1巻 | 狩野探幽、高野山春深他筆 | 江戸時代・17世紀 | 表野篤氏寄贈 B-3479-1 | |||
| おすすめ | 伊勢物語絵巻 巻第一 | 1巻 | 絵＝住吉如慶筆、詞＝愛宕通福筆 | 江戸時代・17世紀 | A-12341-1 | ||
| 忠度出陣図 | 1幅 | 冷泉為恭筆 | 江戸時代・19世紀 | 松永安左エ門氏寄贈 A-10583 | |||
| 十二ヶ月風俗図屏風 | 6曲1双 | 田中訥言筆 | 江戸時代・19世紀 | 個人蔵 | |||
| 後嵯峨帝聖運開之図 | 1幅 | 冷泉為恭筆 | 江戸時代・19世紀 | 岡田かつ子氏寄贈 A-11917 | |||
| 舞楽図 | 1幅 | 田中訥言筆 | 江戸時代・18世紀 | A-11091 | |||
| 源氏物語図 初音・胡蝶 | 2幅 | 板谷桂舟（広隆） 筆 | 江戸時代・19世紀 | A-1054 | |||
| 源氏物語図 夕顔 | 1幅 | 住吉広守筆 | 江戸時代・18世紀 | A-931 | |||
| 清少納言図 | 1幅 | 土佐光起筆 | 江戸時代・17世紀 | A-952 |