古今伝授書 東常縁筆 室町時代・文明4年(1472)
本館 3室
2019年10月8日(火) ~ 2019年11月17日(日)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。今回は、春と秋の優劣を和歌で競った「たけくらべ草紙」や室町時代の書、大型で叙景的な文様が表されるようになった鎌倉時代の和鏡などを展示します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
たけくらべ草紙 | 1巻 | 室町時代・15世紀 | A-1438 | 2019年10月22日~ | |||
おすすめ | 古今伝授書 | 1幅 | 飯尾宗祇筆 | 室町時代・15世紀 | B-2494 | ||
おすすめ | 古今伝授書 | 1幅 | 東常縁筆 | 室町時代・文明4年(1472) | B-2495 | ||
和歌懐紙 | 1幅 | 三条西実隆筆 | 室町時代・16世紀 | 個人蔵 | |||
詩歌巻断簡 | 1幅 | 山崎宗鑑筆 | 室町時代・16世紀 | B-2523 | |||
詠草 | 1幅 | 後柏原天皇筆 | 室町時代・16世紀 | 太田松子氏寄贈 B-2874 | |||
和歌懐紙 | 1幅 | 後奈良天皇筆 | 室町時代・16世紀 | B-2975 | |||
蓬莱鏡 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19965 |