書画の展開―安土桃山～江戸
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聚楽第行幸和歌巻（部分） 烏丸光広筆 江戸時代・17世紀
本館 8室
2019年1月2日（水） ～ 2019年2月3日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。今回、絵画は正月に合わせ、鶴や龍などの吉祥主題の作品を、書跡は、新春や吉祥にちなんだ書を中心に展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 龍唫起雲図 | 1幅 | 円山応挙筆 | 江戸時代・寛政6年(1794) | 植松嘉代子氏寄贈 A-11820 | |||
| 山水図 | 2幅 | 海北友雪筆 | 江戸時代・17世紀 | A-64 | |||
| 虎図 | 1幅 | 久隅守景筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 八松双鷹図 | 1幅 | 山本梅逸筆 | 江戸時代・嘉永5年(1852) | A-12183 | |||
| 福禄寿・松竹梅図 | 3幅 | 狩野〈晴川院〉養信筆 | 江戸時代・19世紀 | 個人蔵 | |||
| 富士越龍図 | 1幅 | 酒井抱一筆 | 江戸時代・19世紀 | 個人蔵 | |||
| 寿老・牡丹に猫・芙蓉に猫図 | 3幅 | 伝土方稲嶺筆 | 江戸時代・18世紀 | A-1202 | |||
| 芭蕉孤鶴図 | 1幅 | 黒川亀玉筆 | 江戸時代・18世紀 | A-866 | |||
| 猩々舞図 | 2幅 | 鈴木其一筆 | 江戸時代・19世紀 | A-90 | |||
| おすすめ | 雪中棕櫚図 | 1幅 | 秦意冲筆 | 江戸時代・19世紀 | A-259 | ||
| 窺泉仙羽図 | 1幅 | 春木南溟筆 | 江戸時代・文久元年(1861) | 個人蔵 | |||
| 竹図 | 1幅 | 池大雅筆 | 江戸時代・18世紀 | A-1084 | |||
| 新三十六歌仙図帖 | 1帖 | 狩野探幽筆 | 江戸時代・寛文4年(1664) | A-61-1 | |||
| おすすめ | 聚楽第行幸和歌巻 | 1巻 | 烏丸光広筆 | 江戸時代・17世紀 | B-3009 | ||
| いろは屏風 | 6曲1双 | 貫名菘翁筆 | 江戸時代・19世紀 | 個人蔵 | |||
| 詠草 | 1幅 | 近衛前久筆 | 安土桃山～江戸時代・16～17世紀 | 個人蔵 | |||
| 三首懐紙 | 1幅 | 良恕法親王筆 | 安土桃山～江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 詠草 | 1幅 | 八条宮智忠親王筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 和歌懐紙 | 1幅 | 近衛信尹筆 | 安土桃山～江戸時代・17世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 B-2815 | |||
| 短冊「雪中聞鶯」 | 1幅 | 細川幽斎筆 | 安土桃山時代・16世紀 | 金谷寛氏寄贈 B-3345 | |||
| 短冊 | 1幅 | 冷泉為村筆 | 江戸時代・18世紀 | 金谷寛氏寄贈 B-3341 | |||
| 和歌懐紙「幸逢太平代」 | 1幅 | 武者小路実陰筆 | 江戸時代・元禄14年(1701) | 個人蔵 | |||
| 隷書福寿 | 1幅 | 佐藤一斎筆 | 江戸時代・安永7年(1778) | 河田燕氏寄贈 B-3138 | |||
| 霊亀二大字 | 1幅 | 佐藤一斎筆 | 江戸時代・弘化2年(1845) | 河田燕氏寄贈 B-3127 | |||
| 望岳賦 | 1幅 | 佐久間象山筆 | 江戸時代・19世紀 | 会津秀雄氏寄贈 B-3097 |