重要文化財 土蜘蛛草紙(部分) 鎌倉時代・14世紀
本館 3室
2018年4月24日(火) ~ 2018年5月27日(日)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものでした。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界を紹介します。
今回は、京都洛北に住まう土蜘蛛を源頼光主従が退治する土蜘蛛草紙や、さまざまな歌集の古筆などを展示します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 重文 | 土蜘蛛草紙 | 1巻 | 鎌倉時代・14世紀 | A-18 | ||
おすすめ | 重美 | 敏行集・宗于集 | 1帖 | 伝藤原定家筆 | 平安時代・12世紀 | 東京・特種東海製紙株式会社蔵 | |
麗花集(八幡切) | 1幅 | 伝小野道風筆 | 平安時代・11世紀 | 森田竹華氏寄贈 B-2988 | |||
おすすめ | 重美 | 道成集切 | 1幅 | 伝藤原忠家筆 | 平安時代・12世紀 | B-2391 | |
千載和歌集切(中院切) | 1幅 | 伝藤原家隆筆 | 鎌倉時代・13世紀 | 古筆了悦氏寄贈 B-62 | |||
おすすめ | 重文 | 続古今集 | 1冊 | 南北朝時代・14世紀 | 個人蔵 | ||
重文 | 瑞花双鳳八稜鏡 | 1面 | 平安時代・11~12世紀 | E-19934 |