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国宝 群書治要 巻三十一

国宝 群書治要 巻三十一

本館 2室  2018年7月10日(火) ~ 2018年8月5日(日)

  
国宝 群書治要 巻三十一(部分) 平安時代・11世紀

紫・縹(はなだ)・茶などで濃淡に染めたり、藍・紫の飛び雲を漉きこんだ華麗な料紙に金泥で線をひき、『群書治要』を書き写したものです。『群書治要』とは、中国、唐時代の秘書省の長官であった魏徴(ぎちょう)らが太宗(たいそう)皇帝の命令により、伝世するさまざまな書籍から治世に参考になる語や文章を選び集めたもので、全50巻のうち、当館には13巻が伝存しています。本文は数人が分担した寄合書(よりあいが)きで、いずれも優美で穏やかな楷書で書かれています。料紙や書風などから唐時代の写本に基づいて11世紀に書き写されたものと考えられています。中国において『群書治要』は唐時代に特に尊重されましたが、宋時代にはすでに散逸してしまいました。日本でも、この当館所蔵本が現存最古の写本で、他には鎌倉時代の写本である金沢文庫本(宮内庁書陵部蔵)が知られるのみです。書道史や料紙装飾の研究の上で重要な作品です。また本文の傍らには、仮名の書き込みや校合の書き入れ、また漢字の字面に符号を書き加えて読み方を示す「ヲコト点」もあり、本文研究においても極めて貴重です。

展示作品リスト 1件
指定 名称 員数 作者・出土・伝来 時代・年代世紀 所蔵者・寄贈者・列品番号 備考
_MD_RECOMMEND 国宝 群書治要 巻三十一 1巻 平安時代・11世紀 B-2531-3