仏教の美術―平安～室町
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釈迦三尊像（部分） 南北朝～室町時代・14～15世紀
本館 3室
2017年10月3日（火） ～ 2017年11月12日（日）仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。とくに平安後期の仏教美術の遺品には、日本的な仏教美術の美しさを極めた名品が数多く含まれます。絵画は鎌倉時代に入ると、仏教美術は鎌倉新仏教の興隆や禅宗の導入、あるいは新たな中国美術の影響などにともない題材、技法、様式の面で変化しますが、前代同様に優れた作品が盛んに制作されました。彫刻は鎌倉時代以前では類例の少ない紙製の像である文殊普賢菩薩立像を、絵画は当麻寺奥院の法然上人絵巻など、書跡は平安時代後期の法華経の優品を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 重文 | 文殊菩薩立像 | 1躯 | 鎌倉時代・文永6年(1269) | 奈良・中宮寺蔵 | ||
| おすすめ | 重文 | 両界曼荼羅図 胎蔵界 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 香川・極楽寺蔵 | ||
| 重文 | 両界曼荼羅図 金剛界 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 香川・極楽寺蔵 | |||
| 釈迦三尊像 | 1幅 | 南北朝～室町時代・14～15世紀 | A-12105 | ||||
| 薬師三尊十二神将像 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 岡崎正也氏寄贈 A-10155 | ||||
| 聖観音像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-167 | ||||
| 不動明王像 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-763 | ||||
| 愛染明王像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 岡田信一郎氏寄贈 A-1263 | ||||
| 高野四所明神像 | 1幅 | 室町時代・16世紀 | A-9560 | ||||
| おすすめ | 維摩像 | 1幅 | 南北朝時代・14世紀 | A-22 | |||
| 藤原鎌足像 | 1幅 | 室町時代・15世紀 | A-12077 | ||||
| 国宝 | 線刻蔵王権現像 | 1面 | 奈良県吉野郡天川村金峯山出土 | 平安時代・長保3年(1001) | 東京・西新井大師総持寺蔵 | ||
| おすすめ | 重文 | 文殊菩薩立像納入品 | 1巻 | 鎌倉時代・文永6年(1269) | 奈良・中宮寺蔵 | ||
| おすすめ | 重文 | 文殊菩薩立像納入品断片 | 1巻 | 鎌倉時代・文永6年(1269) | 奈良・中宮寺蔵 | ||
| おすすめ | 重文 | 法然上人伝絵巻 巻第十八 | 1巻 | 室町時代・15世紀 | 奈良・當麻寺奥院蔵 | ||
| 法華経玄賛 巻第六 | 1巻 | 石山寺伝来、中田祝夫氏旧蔵 | 平安時代・9世紀 | 個人蔵 | |||
| おすすめ | 重文 | 紺紙金字法華経 巻第四 | 1巻 | 平清盛・平頼盛筆 加賀前田家伝来 | 平安時代・承安元年(1171)書写奥書 | 個人蔵 | |
| 紺紙金字無量義経（平基親願経） | 1巻 | 平安時代・治承2年(1178) | B-3098 | ||||
| おすすめ | 国宝 | 法華経 巻第一（浅草寺経） | 1巻 | 平安時代・11世紀 | 東京・浅草寺蔵 | ||
| おすすめ | 重文 | 法華経（久能寺経） 安楽行品 | 1巻 | 平安時代・12世紀 | B-2396-2 | ||
| 装飾無量義経断簡 | 1幅 | 平安時代・11世紀 | 個人蔵 | ||||
| 妙法蓮華経文句 巻第四上 断簡（唐紙経切） | 1幅 | 平安時代・11世紀 | B-12-5 | ||||
| 重文 | 金銅五種鈴（のうち四種） | 1具 | 鎌倉時代・13世紀 | 静岡・尊永寺蔵 | |||
| 迦陵頻伽文華鬘（模造） | 1面 | 山脇洋二作 | 昭和時代・20世紀 原品＝平安時代・12世紀 | E-13823 | |||
| 金銅迦陵頻伽文華鬘（模造） | 1面 | 山脇洋二作 | 昭和時代・20世紀 原品＝平安時代・12世紀 | E-13831 | |||
| 蓮花花瓶文華鬘 | 1面 | 原品＝室町時代・15世紀 | E-13815 | ||||
| 金銅宝相華文華鬘 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19966 |