重要文化財 馬医草紙(部分) 鎌倉時代・文永4年(1267)
本館 3室
2017年4月25日(火) ~ 2017年5月28日(日)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。今回は、馬の医者の秘伝書で、古の著名な馬医と名馬の姿、馬の薬として用いる薬草を表わした馬医草紙と、恋を詠った古筆切などをご紹介します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 重文 | 馬医草紙 | 1巻 | 鎌倉時代・文永4年(1267) | A-10479 | ||
重文 | 馬医草紙断簡 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-11961 | |||
古今和歌集(本阿弥切) | 1幅 | 伝小野道風筆 | 平安時代・12世紀 | 森田竹華氏寄贈 B-2987 | |||
おすすめ | 重美 | 古今和歌集巻第十一断簡(筋切) | 1幅 | 伝藤原佐理筆 | 平安時代・12世紀 | B-3027 | |
重美 | 古今和歌集(通切) | 1幅 | 伝藤原佐理筆 | 平安時代・12世紀 | 植村和堂氏寄贈 B-3281 | ||
和漢朗詠集巻下断簡(戊辰切) | 1幅 | 藤原定信筆 | 平安時代・12世紀 | B-3476 | |||
重美 | 千載集巻第十一断簡(日野切) | 1幅 | 藤原俊成筆 | 平安時代・12世紀 | 個人蔵 | ||
後撰集(胡粉地切) | 1幅 | 伝寂蓮筆 | 平安時代・12世紀 | B-12-4 | |||
おすすめ | 瑞花双鳳八稜鏡 | 1面 | 平安時代・11~12世紀 | 静岡・伊豆山神社蔵 |