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国宝 観楓図屏風

国宝 観楓図屏風

本館 2室  2015年12月1日(火) ~ 2015年12月13日(日)

  
国宝 観楓図屏風(部分) 狩野秀頼筆 室町~安土桃山時代・16世紀

紅葉の名所として名高い京都洛北、高雄の清滝川のほとりで紅葉狩りを楽しむ人々を描いた屏風です。川に向かって右側では、子ども連れの女性が茶売りの茶や酒を飲んで紅葉をめでながら楽しいときを過ごしています。橋の上ではふたりの男性が笛と一節切(ひとよぎり/竹一節でつくられた笛)を奏で、喝食(かっしき/童僧)を伴った僧は、語らいながら橋を渡ろうとしているところです。向かって左、輪になった男性の一群は、拍子をとりながら舞を舞い、酒宴に興じています。
飛び立つ雁に呼応するように白鷺が舞い降り、画面中ほどにかかった雲の奥には、画面右に神護寺、左に冬の到来を告げる雪景色の愛宕社の鳥居と参道が見えます。
秋から冬への移り変わりを描いたこの屏風は、かつて春夏の名所を描いたもう一隻と対になり、全体で四季の名所絵を構成していたと考えられています。画面左端に押された印章から、作者は狩野秀頼とわかります。秀頼は、応仁の乱で荒廃した都が復興していく16世紀半ば、安土桃山時代のはじめ頃に活躍した狩野派の画家です。伝統的な四季名所絵ですが、当時の人々の衣食や芸能の様子を生き生きと描写しており、のちの遊楽図などの先駆けとしての輝きを放っています。紅葉の美しさとともに、人々の楽しげな遊楽の様子をご覧ください。

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指定 名称 員数 作者・出土・伝来 時代・年代世紀 所蔵者・寄贈者・列品番号 備考
_MD_RECOMMEND 国宝 観楓図屏風 6曲1隻 狩野秀頼筆 室町~安土桃山時代・16世紀 A-10470