紫裾濃威筋兜 江戸時代・18世紀 松平直亮氏寄贈
本館 特別2室
2012年7月24日(火) ~ 2012年9月2日(日)
「技法」を知ることは、作品理解の重要な手がかりです。伝統的な日本美術の制作技法は、日常では目にする機会も少なく、作品を一見したところでは想像すらつかないことが多くあります。今回は仏像の鎚起(押出)、漆工(螺鈿)、甲冑、彫金(象嵌)の4つの技法を取り上げます。専門家の制作した工程見本や技法サンプル、制作時の写真画像などを用いて伝統的技法をご紹介し、それらを駆使して作られた実作品をあわせてご覧いただきます。歴史のなかで培われてきた日本美術の技術と美しさに親しんでください。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 螺鈿技術記録 | 一括 | 片岡華江作 | 昭和31年(1956) | H-4551 | ||
甲冑制作工程見本 | 一式 | 小沢正実作 | 平成10~22年(1998~2010) | 個人蔵 | |||
肥後象嵌技術記録 | 一式 | 米光光正作 | 昭和38~39年(1963~64) | 文化庁蔵 | |||
おすすめ | 唐草文鐔 | 1枚 | 銘 樂壽 | 江戸時代・19世紀 | 川田龍吉氏寄贈 F-13505 | ||
布目象嵌技術工程 | 一式 | 鹿島一谷作 | 昭和30年(1955) | E-20044 | |||
押出仏制作工程模型 | 一式 | 東京藝術大学学生ボランティア | 平成20年(2008) | 東京国立博物館蔵 | |||
おすすめ | 重文 | 押出阿弥陀三尊および僧形像 | 1面 | 飛鳥時代・7世紀 | N-198 | ||
おすすめ | 紫裾濃威筋兜 | 1頭 | 江戸時代・18世紀 | 松平直亮氏寄贈 F-19558 |