重要文化財 後三年合戦絵巻 巻上(部分) 飛騨守惟久筆 南北朝時代・貞和3年(1347)
本館 3室
2012年11月20日(火) ~ 2012年12月24日(月・休)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものでした。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、宮廷貴族の調度品として用いられ鑑賞された工芸品は、後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界を紹介します。絵画はやまと絵合戦絵巻の代表作とも言える名品「後三年合戦絵」、書跡は世尊寺家(藤原行成を祖とする能書の家系)の筆跡を集めて展示します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 重文 | 後三年合戦絵巻 巻上 | 1巻 | 飛騨守惟久筆 | 南北朝時代・貞和3年(1347) | A-11187-1 | |
藍紙本万葉集切 | 1幅 | 藤原伊房筆 | 平安時代・11世紀 | B-2450 | |||
巻子本古今和歌集切 | 1幅 | 藤原定実筆 | 平安時代・12世紀 | 植村和堂氏寄贈 B-3277 | |||
岡寺切本順集(群鳥蹟のうち) | 1面 | 藤原定信筆 | 平安時代・12世紀 | 東京・日本学士院蔵 | |||
戊辰切本和漢朗詠集 | 1幅 | 藤原伊行筆 | 平安時代・12世紀 | 個人蔵 | |||
散らし書き書巻 | 1巻 | 伝世尊寺行能筆 | 鎌倉~南北朝時代・14世紀 | 個人蔵 | |||
萩双鳥鏡 | 1面 | 山形県鶴岡市羽黒山御手洗池出土 | 平安時代・12世紀 | E-15411 | |||
蓬莱鏡 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19965 | ||||
菊花双鶴芦手絵鏡 | 1面 | 室町時代・15世紀 | E-20012 |