国宝 寛平御時后宮歌合(十巻本歌合)(部分) 伝宗尊親王筆 平安時代・11世紀
本館 3室
2012年10月10日(水) ~ 2012年11月18日(日)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものでした。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、宮廷貴族の調度品として用いられ鑑賞された工芸品は、後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界を紹介します。季節は秋。絵画では春と秋の優劣を和歌できそった「たけくらべ草紙」を、書跡は「十巻本歌合」ほか歌合を書写した古筆を紹介します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
たけくらべ草紙絵巻 | 1巻 | 室町時代・15世紀 | A-1438 | 「日本美術の流れ」掲載作品 | |||
おすすめ | 国宝 | 寛平御時后宮歌合(十巻本歌合) | 1巻 | 伝宗尊親王筆 | 平安時代・11世紀 | B-20 | 「日本美術の流れ」掲載作品 |
十巻本歌合切「きみかすむ」 | 1幅 | 伝宗尊親王筆 | 平安時代・11世紀 | 植村和堂氏寄贈 B-3273 | |||
小草切 | 1幅 | 伝藤原公任筆 | 平安時代・11~12世紀 | 広田松繁氏寄贈 B-2898 | |||
定家卿自歌合切 | 1幅 | 伝藤原為家筆 | 鎌倉時代・13世紀 | B-1388 | |||
萩双鳥鏡 | 1面 | 山形県鶴岡市羽黒山御手洗池出土 | 平安時代・12世紀 | E-15411 | |||
蓬莱鏡 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19965 | ||||
菊花双鶴芦手絵鏡 | 1面 | 室町時代・15世紀 | E-20012 |